黒豆茶は、ホルモンバランス改善・更年期障害・動脈硬化・アンチエイジング などに効果があるとされる健康茶です。
黒豆と言えば、おせち料理の甘露煮が有名ですが、黒豆の持つ有効成分を効率的に摂取するには、お茶として飲むのが最適。黒豆を炒って作るので、抗酸化力が最大限に高まるのです。

黒豆茶 基本情報

原料 黒大豆
原料の主な産地 世界各地(温帯地域)
カフェイン ノンカフェイン
主な成分 ポリフェノール、イソフラボン、アントシアニン、各種ミネラル、ソイヤサポニン、イソサポニン、レシチン、グルタミン酸、オリゴ糖、ビタミン類
作用 抗酸化作用、血糖値降下作用、脳の活性、血管の保護、ホルモン調整作用
味覚  まろやかな甘さと香ばしさがあり、飲みやすい

黒豆の歴史

おせちには欠かせない黒豆。

 

黒豆の起源は正確に分かっていませんが、中国では2000年以上前から栽培され、日本でも平安時代ごろから食べられていたと推測されています。

黒豆が身体に良いことは古くから知られていて、のどの痛みや咳などに効果があるとして民間療法で利用されてきました。
江戸時代末には、甘く煮た黒豆をお正月に食べる風習があり、現在のおせち料理の元となったようです。

現在、黒豆は、食用やお茶として利用される以外に、漢方生薬として、浮腫や脚気、筋肉の引きつり、化膿、寝汗、めまい、頭痛、皮膚疾患などの予防や改善にも使われています。

黒豆茶の期待できる効能

  • アンチエイジング
  • ホルモンバランス改善
  • 血液がサラサラになる
  • 冷え性改善
  • ダイエット
  • 更年期障害の改善
  • 骨粗しょう症の予防
  • 美肌効果
  • ガン予防

黒豆茶の原料である黒大豆の大きな特徴は、黒い皮の部分にポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれていることと、女性ホルモンと似た働きをするイソフラボンが豊富であること。

黒豆茶に含まれるこれらの有効成分が、人間の体の中でどのような働きをするかご紹介します。

女性の味方、アントシアニンが美しさを作る

黒豆に豊富に含まれるアントシアニンは、強い抗酸化作用を持つポリフェノールの一種。
老化現象を引き起こす活性酸素を除去し、血液をサラサラに保ち、脂肪の吸収を抑える効果があります。

また、皮膚のコラーゲン量を保ち、シミやシワを作る活性酸素を減らす働きをするので、ツルツルもちもちの美肌を作る効果も期待できます。
細胞を活性化させるので、ガン・生活習慣病の予防にも効果的。

女性ホルモンと同じ作用をするイソフラボンが、老化を防ぐ

大豆の成分と言えば、イソフラボンが有名ですね。
黒豆にもイソフラボンはたくさん含まれていて、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをします。
そのため、黒豆茶を適量飲むことで、ホルモンバランスが改善されて更年期障害の様々な症状の改善や、骨粗しょう症の防止に効果的です。

イソフラボンには、アントシアニンと同じく、皮膚のコラーゲン同士をつなぐ働きもあるので、美肌効果や老化防止効果が期待できます。

サポニンが脂肪を減らし、血液をサラサラにする

黒い皮に含まれるポリフェノールの一種、サポニン。
この成分は、腸で吸収されたブドウ糖が脂肪に変わるのを防ぎ、脂肪の代謝を促します。
黒豆茶がダイエットに効果的なのは、このサポニンと上記アントシアニンの働きによるものです。

また、サポニンは血流を促進する作用もあり、冷え性の改善や動脈硬化の予防に効果があるとされています。

ビタミン類が皮膚のターンオーバーを促し、キレイな肌を作る

黒豆茶には、ビタミンE・B1・B2が含まれています。
これらの成分は皮膚の再生に関わっていて、アントシアニンやイソフラボンとの相乗効果によって、美肌作りに役立ちます。

腸内環境を改善するオリゴ糖と食物繊維が、スッキリ効果を生み出す

黒豆茶をホットで飲むと、ほんのりとした甘みを感じます。
これは黒豆に含まれるオリゴ糖によるもので、腸にいるビフィズス菌乳酸菌のエサとなって腸内環境を整えてくれる成分です。

その他、黒豆茶に多く含まれる食物繊維は、腸の老廃物の排出を促す役割をしてくれます。
黒豆茶は、体の内側からキレイにしてくれる飲み物なのですね。

黒豆茶の副作用

美容やダイエットに効果があるとされる黒豆茶ですが、大量に飲むと、イソフラボンの過剰摂取によりホルモンバランスがくずれる恐れがあります。

ホルモンバランスがくずれると生理周期が乱れたり、だるさ、悪寒などの症状が出たりすることがあるので、注意が必要です。

黒豆茶を飲むタイミング

ほのかな甘みもあり食物繊維も含んでいる黒豆茶は、ちょっと小腹がすいたときに、おやつ代わりに飲むと空腹感が和らぐため、ダイエットのサポートとなります。

また、食物繊維が豊富なので、食前に飲むと食べすぎ防止になり、有効成分アントシアニンが脂肪の吸収を抑えてくれます。
一日1~2杯が適量とされています。

黒豆茶のレビュー


黒豆茶が大好きな管理人、この国産黒豆茶を3年ほど愛飲しています。

でも毎日飲んでいたら、イソフラボンの影響でホルモンバランスが崩れ、生理不順になったことがあるので、週3、4杯くらいに留めてます。
好きなだけ飲めないのは残念ですが、それだけ黒豆茶には効能があるということを、身をもって体験できました。

一度にカップ1杯だけ作るので、個包装されたティーバッグをさらに3回ほどに分けて、茶こしを使って作ります。

少し黒っぽいお茶で、濁りがあり、豆の風味が香ばしい。やっぱりおいしくって大好きです。
豆好きの人、女性ホルモンの減少が気になる30代以降の女性には、ぜひ飲んでもらいたい。

ただ、黒豆茶によるホルモンバランスの乱れが心配な人は、他の原料と混ぜたブレンド茶の方が安心できると思います。
ブレンドすることで黒豆の効能が抑えられるので、毎日飲んでもイソフラボン過剰にはなりません。

 

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Amazonや楽天よりもお得に買える、黒豆を配合したブレンド茶を見つけたので、ご紹介しておきますね。

黒豆配合でおいしい。鼻炎・鼻の詰まりが気になる人に最適なブレンド茶

美撰なたまめ茶

アレルギー症状や鼻の諸問題を解決する「なたまめ茶」をベースに、体内環境を活性化する「黒豆茶」、ビタミン・ミネラルなど栄養豊富な「桑の葉茶」「玄米」、炎症を抑える「ハブ茶」をブレンド。

多くの茶葉を配合してありますが、クセのない味なので、子供でもゴクゴク飲めます。

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黒豆の科学研究

古くからその効能が知られていた黒豆ですが、科学的実験によっても体に良い作用があることが明らかにされています。
自然の恵みである植物のチカラで健康になれるのは、うれしいことですね。

黒大豆の抗酸化力についての研究

韓国Kyung Hee University の研究で、黒大豆は炒ることによって最大に抗酸化作用が高まるという結果が出ました。
黒豆茶は黒大豆を炒って作るので、黒大豆の抗酸化力を高めた状態で摂取できる方法だと言えます。

These results demonstrated that the antioxidant effects of SBS can be maximized by roast processing.

Influence of roasting on the antioxidant activity of small black soybean

黒大豆の体内脂質に対する影響を調べた研究

韓国Pusan National Universityの研究により、黒大豆の成分アントシアニンは、肥満を予防し、血中脂質量を減少させることが分かりました。
黒豆茶はダイエット効果も期待できることを示唆しています。

These results indicate that the anthocyanins in black soybean seed coats have an anti-obesity effect, which can reverse the effects of HFD on body weight, adipose tissue weight, and serum lipid contents.

Anti-Obesity and Hypolipidemic Effects of Black Soybean Anthocyanins

大豆の種類によるコレステロール低下作用の違いを調べた研究

日本のお茶の水大学の研究で、黒大豆は、黄大豆よりコレステロール値を下げる効果があるという結果が出ています。
黒豆茶は、コレステロールを減らすので、生活習慣病の予防効果が期待できます。

The researchers also show that antioxidant capacity comes primarily from the black soybean seed coat. The seed coat of black soybean had a higher polyphenol(isoflavones and anthocyanins) content that that of yellow soybean.

Black soybeans more effective than yellow at cutting cholesterol