ウーロン茶は、ダイエット・アンチエイジング・口臭予防 などの効果があるとされる健康茶です。
スッキリとした味わいで人気があるので、飲む機会も多いお茶ですね。普段何気なく飲んでいると思いますが、じつは人間の体に良い作用をもたらす成分が豊富に含まれているのです。

ウーロン茶 基本情報

原料 茶葉(青茶)
原料の主な産地  中国
カフェイン カフェイン入り
主な成分 ウーロン茶重合ポリフェノール、カテキン、タンニン、カリウム、ナトリウム、カルシウム
作用 抗酸化作用、殺菌作用、脂質吸収抑制作用
味覚 多少の渋みがあるが、すっきりとした後味

ウーロン茶の歴史

ウーロン茶の原産地は中国福建省

 

ウーロン茶は、1000年以上前に中国の福建省で初めて作られました。
当初は皇帝や貴族に献上された高級茶で、茶葉がキューブ状に圧縮されていたようです。
1600年代の唐王朝時代になってから、現在のような形状のウーロン茶が作られて、一般に広く普及し飲まれるようになりました。

日本には1970年頃に入ってきて、瞬く間にウーロン茶ブームが起き、輸入量が激増。
現在では、主要飲料メーカ―からオリジナルのウーロン茶が次々と発売され、居酒屋やレストランでもお馴染みの飲み物となっています。

ウーロン茶の期待できる効能

  • ダイエット
  • アンチエイジング
  • 虫歯予防
  • 歯周病予防
  • 高血圧予防
  • 脳卒中予防
  • 口臭予防
  • リラックス効果

ウーロン茶は、緑茶を発酵途中で加熱した半発酵茶なので、効能は緑茶と似ていますが、ウーロン茶にしか入っていない特有の成分が注目ポイント。
この成分にはダイエット効果がある事が広く知られています。

では、ウーロン茶に含まれている成分が、人間の体にどのような働きをするのかをご紹介します。

脂肪を減少させるウーロン茶重合ポリフェノールは、虫歯予防もする優れもの

ウーロン茶には発酵過程で生じるウーロン茶重合ポリフェノールという特有の成分が含まれていて、脂肪の燃焼や中性脂肪を減少、血中コレステロール値を抑制するなどの働きをします。
このウーロン茶重合ポリフェノールの働きがあるからこそ、ウーロン茶はダイエットに効果的なのです。

黒烏龍茶という名称の商品も販売されていますね。これは、ウーロン茶重合ポリフェノールの量を増やしたウーロン茶で、かなり苦みは増えますが、ダイエット効果は高いようです。

また、この成分は虫歯防止にも効果があり、近年、研究が進んでいます。緑茶にも虫歯予防効果があるとされていますが、ウーロン茶には緑茶をしのぐ高い効果があるそうです。

カテキンが血液関連疾病を防ぎ、口臭までも改善する

ウーロン茶には多くのポリフェノールが含まれていて、カテキンはその一種。抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐのでアンチエイジング効果が高いとされています。

ウーロン茶重合ポリフェノールとの相乗効果により、高血圧や脳卒中を予防します。

また、カテキンには口腔内の殺菌作用があり、口臭や歯周病の予防、改善が見込まれます。

老化を防ぎ、下痢を改善するタンニン

ウーロン茶の渋み成分であるタンニンもポリフェノールの一種で、抗酸化作用や抗菌作用があります。
抗酸化作用によるアンチエイジング効果の他に、カテキンと同様、抗菌作用による口臭の予防が期待できます。

さらに、収れん作用もあるため、下痢の緩和や予防効果もある優れもの。
ウーロン茶は発酵段階でタンニン含有量が少なくなるため、緑茶よりは胃に優しいとされますが、タンニンには鉄分の吸収を阻害する作用もあるため、普段から貧血気味の人は、ウーロン茶を飲みすぎないよう気を付けてください。

ウーロン茶のスッキリリラックス効果はテアニンによるもの

とくに、ウーロン茶をホットで飲むと気分が和らいでリラックスできませんか?

それは、アミノ酸の一種で、リラグセーション効果のあるテアニンが含まれているから。
そのため、ウーロン茶を飲むことで、神経を鎮めてストレスを解消する効果が期待できるのです。

ウーロン茶の副作用

副作用は報告されていませんが、飲みすぎるとカフェイン過剰摂取のリスクがあります。
カフェインを摂りすぎると、睡眠障害のほか、動悸や頭痛、吐き気や下痢といった症状が起こる場合があり注意が必要です。

ウーロン茶のカフェイン含有量は、200mlカップ一杯で約40mg。
ちなみに、日本においてカフェイン摂取許容量は明確に定められてはいませんが、海外では摂取上限が一日約200~300mgと定めている国もあります。
そこから考えると、ウーロン茶は一日1.5リットルほどの飲用が限度となります。

ウーロン茶を飲むタイミング

味も香りもさっぱりしていて味覚を損なわないので、食事中に飲むお茶として緑茶よりも適していると言えます。

食前や食間にウーロン茶を飲むことで、血中コレステロール値や中性脂肪値を下げる効果が期待できます。
ただ、カフェインが少量含まれているため、過敏な人は夜に飲むと眠れなくなったり、睡眠が浅くなったりする可能性があるので注意してください。

ウーロン茶の選び方

本場中国のウーロン茶葉は、10段階に品質が分かれています。
なかでも、1、2級茶葉は高級品で、葉の大きさ、色、味わい、のどごしなどが格段に優れているそう。
有名で品質が良い茶葉は、「鉄観音」「黄金桂」「水仙」「色種」などがあります。

日本ではこういったウーロン茶の等級や銘柄については、気にする人も少ないためか、曖昧になっています。
特に、一般的に売られているペットボトル入りのウーロン茶で、本来の効能や味覚が保てているのかは疑問です。
お茶も生薬。できれば、茶葉を買って自ら煎じてこそ、高い効能が得られるはずです。

ウーロン茶のレビュー


AMAZONで詳細を見る

ペットボトル入りのウーロン茶ではなく、本格的なウーロン茶を飲みたいと思い、この台湾産の商品を購入してみました。
品質が良いと言われる、有名な「鉄観音」をチョイス。

パッケージに「おいしいお茶の入れ方」が書いてあります。
急須に大さじ3杯の茶葉を入れて熱湯を注ぎ2、3分蒸らして出来上がり、とのこと。

その通りにし、ワクワクして出来上がるのを待っていたら・・・茶葉が熱湯によって広がって、急須から溢れんばかりになっているではありませんか。
そして飲んでみると、味が濃すぎて苦い。

「おかしいな」とそこで気がつきました。
そう言えば、中華料理店で見かける急須は、日本茶用の急須よりかなり大きい。
私は、日本茶用の小さい急須に、素直に大さじ3倍ものウーロン茶葉を投入してしまったのです。どうりで苦いはず。

その後、小さじ2杯程度の茶葉で淹れてみたら、美味しいウーロン茶が出来上がりました。

やはりペットボトル入りのウーロンとは違って、香りが芳醇、味も深いコクがあるのにまろやかです。まるで別の飲み物のよう。
ほどよい苦みがあって、さわやかな後味なので、夏にアイスで飲むのもGOOD。
麦茶や水代わりに、冷蔵庫に常備しておきたい健康茶です。

 

ウーロン茶ダイエットを考えているなら、ウーロン茶単体より、他の健康茶も混ぜたブレンド茶の方が効果が高いので、ここでご紹介しておきます。

詰まりが気になる人に最適なブレンド茶

ハーブルサクセスダイエッティー
頑固な便秘を解消してスッキリさせる「キャンドルブッシュ」、脂肪吸収抑制作用がある「ウーロン茶」「プーアル茶」、糖分吸収抑制作用がある「ギムネマ茶」、ビタミンCが豊富で美肌効果のある「ローズヒップ」「ハイビスカス」などたくさんの茶葉を配合し、女性の美をサポートする健康茶です。

毎日スッキリを実感したい人や、カラダの内側からキレイになりたい人に適しています。

当サイトからのご注文で、通常価格8,000円を
定期初回 1,980円
で購入できます。Amazonや楽天よりお得です。
2回目以降は、50%OFFで購入可能。

⇒ ハーブルサクセスダイエッティーの詳細情報を見る

↓ ダイエットにはブレンド茶の方が効くワケとは?

⇒「ダイエットに効果の高いブレンド茶 おすすめランキング」の記事へ

ウーロン茶の科学研究結果

ウーロン茶の虫歯予防効果を調べる研究

ウーロン茶の飲用が歯垢の沈着を抑え、虫歯の予防のための有用な手段になり得るということが、大阪大学と岡山大学の共同研究により確認されました。

実験の結果から、ウーロン茶を飲用すると、水を飲用した時と比べて、プラークの沈着が少なくなることがわかりました。また歯面清掃を実施した際、ウーロン茶を飲用した時に形成されたプラークの方が、水を飲用した時と比較してはがれやすくなっていることが確認されました。

ウーロン茶のデンタルプラーク沈着抑制効果を確認

お茶の種類による抗酸化作用の違いを調べる研究

2003年に行われたKenichi Yanagimoto氏による研究で、緑茶に次いでウーロン茶は抗酸化作用が高いという結果が出ています。
緑茶は、40日間にわたってほぼ100%酸化を防ぎ、 ウーロン茶は15日間で50%の酸化を防ぎました。一方、 紅茶はわずかな抗酸化作用しかないことが分かっています。

Green tea blocked oxidation by almost 100% over 40 days. Oolong tea blocked oxidation by 50% over 15 days. Black tea showed only slight antioxidant activities.

Oolong Tea Health Benefits What Scientific Evidence?

ウーロン茶による代謝活性の研究

国立生物工学情報センター所蔵の論文を見ると、ウーロン茶は代謝を高める効果が高く、水を飲んだ時と比べて脂肪燃焼効果は12%高くなることが明らかとなっています。

This increase over water alone represented an additional expenditure of 281 and 331 kJ/d for subjects treated with full-strength tea and caffeinated water, respectively. In addition, fat oxidation was significantly higher (12%) when subjects consumed the full-strength tea rather than water.

Oolong tea increases metabolic rate and fat oxidation in men.