日々草茶は、ガン・白血病・リウマチ・高血圧 などに効果があるとされる健康茶です。

初夏から晩春にかけて次々と花を咲かせるので、日々草(にちにちそう)という名が付けられたそう。抗ガン剤としても使われているほど強力な成分を含んでいます。

日々草茶 基本情報

原料 日々草の葉、茎、根
原料の主な産地 西インド諸島原産で、熱帯地方に自生している。日本でも栽培可能。
カフェイン ノンカフェイン
主な成分 アルカロイド、ビンブラスチン、ビンクリスチン、レセルピン、アジュマリシン、セルペンチン、マウルチアニン、タンニン
作用 抗腫瘍作用、抗ガン作用、血圧降下作用、抗酸化作用、殺菌作用、抗炎症作用、免疫賦活作用
味覚 多少の苦みと薬草風味がある。

日々草の歴史

日々草は、古くから西インド諸島の原住民の間で、血糖降下のための薬草として利用されてきました。
中国では「長春花」と呼ばれて、高血圧、悪性腫瘍、白血病、リンパ腫瘤などのさまざまな疾病を治す薬として扱われています。

1960年代、日々草エキスに抗がん作用があることが、科学的に証明され、白血病治療薬として認められることとなりました。現在、日々草から抽出された有効成分は、臨床現場で抗がん剤として使用されています。

日々草茶の期待できる効能

  • ガン予防
  • 白血病予防
  • 高血圧改善
  • 心臓病予防
  • 糖尿病予防
  • リウマチ改善
  • 片頭痛改善
  • 肩こり改善

日々草茶の特徴は、アルカロイド類を豊富に含んでいること。健康食品でアルカロイドを含むものはほとんどありません。
アルカロイドは毒性があることで問題にもなりますが、日々草茶に含まれるアルカロイドはごく少量であり、用量を守って飲用すれば大きな副作用は起こらないと考えてよいでしょう。

ここで、日々草茶に含まれる有効成分が、人間の体にどのような作用をもたらすのかをご紹介します。

アルカロイド類が免疫力をアップして、重大疾病を予防する

日々草には、約120種ものアルカロイドが含まれていることが分かっています。
アルカロイドは、植物に存在する化学物質で、さまざまな生理作用や薬理作用があります。日々草の効能の多くは、これらアルカロイド類によるものが大きいとされています。

日々草茶に含まれるアルカロイドは、免疫系を刺激して、体の抵抗力を高める作用があります。白血病に効果があることが確認されています。

抗ガン剤にもなっている成分ビンブラスチンとビンクリスチンが、ガン細胞をやっつける

日々草に含まれるビンブラスチンとビンクリスチンもアルカロイドの一種です。
数多く存在するアルカロイドの中で、抗がん作用があるのは、この2成分のみ。
そして、これら2成分を含む植物は、日々草だけなのです。

抗がん剤や白血病治療薬は、日々草からビンブラスチン、ビンクリスチンのみを抽出して作られています。

これらの成分は、ガン細胞の分裂を阻止し、増殖を妨げる作用があるため、日々草茶を飲むことでもガンの転移や浸潤を防ぐ効果が期待できます。

これまで、日々草の服用によって、胃ガン、子宮ガン、大腸ガン、乳がん、咽頭ガンなどから快復したという喜びの声がたくさん報告されています。

アジュマリシンとセルペンチンが炎症をやわらげて、血流を改善する

日々草の茎と根の部分に含まれるアジュマリシン、セルペンチンには、抗炎症作用や血圧降下作用があります。

体の炎症を抑え、血液循環を促進するので、不整脈、心臓病、リウマチ、片頭痛、肩こりなどの改善効果があるとされています。

免疫力を高めるマウルチアニンが、病気に負けないカラダ作りをする

日々草茶に含まれるマウルチアニンは、免疫賦活作用、すなわち免疫力をアップさせる作用があります。

通常、抗ガン剤を使用すると、その毒性により体の免疫力が落ちることが知られていますが、日々草は抗がん作用のある成分だけでなく、マウルチアニンのような免疫活性成分も含んでいるので、抗ガン剤の副作用を防ぐとされています。

さまざまな成分を含む日々草茶で、身体に負担なくガン予防・改善ができるのです。

タンニンが、他成分の働きをサポートする

日々草茶に含まれるタンニンは、抗酸化作用、殺菌作用、抗ガン作用があることが分かっています。
日々草に含まれる他の有効成分の働きを助け、ガンや生活習慣病の予防効果を高めます。

 

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日々草茶の副作用

一般的な抗ガン剤には毒性、いわゆる副作用のリスクがあります。
抗ガン剤の成分を含む日々草茶も、飲みすぎると副作用の症状が現れる場合があり、注意が必要です。

日々草茶による副作用には、胃痛や下痢などがあります。もし副作用と思われる症状が現れた場合、飲むのを中断するか用量を減らして飲用するようにしてください。

効果のある飲み方

たくさんのアルカロイドを含む日々草茶は、副作用を起こさないために、飲用量を守ることが大切です。
目安としては、体重60kgの人が青汁として服用する場合、一日で生の葉5枚以下が適量とされています。

ガン療法として使用する場合、日々草の葉を青汁として、あるいはそのまま1~2枚食べたり、乾燥葉を煎じてお茶として飲んだり、粉末にして服用したりなど、複数の方法で日々草を摂取すると効果が高いようです。

強い有効成分を含む日々草茶は、一般的に販売されておらず、手に入りにくいのが難点。
ただ、生命力が強い植物なので、プランターで手軽に栽培できます。

苗を買って栽培し、手作りの日々草茶を作ってみてください。

【日々草茶の作り方】

  1. 日々草が育ったら根ごと引き抜き、よく洗って1~2ヶ月陰干し、1~2cmに刻む。
  2. 切ったもの約10本に熱湯300ccを注ぎ、30分放置。
  3. 液だけを他の容器に移し、再度、日々草に新しい熱湯300ccを加え、30分放置。
  4. 合計600ccを一緒にして完成。一回100ccほどを飲用する。冷蔵庫で保管可能。

 

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日々草の科学研究

日々草に含まれるアルカロイドの抗がん作用を調べた研究

ビンクリスチンとビンブラスチン、2つのアルカロイドは、構造的にはほとんど同じであるが、それに影響を与える腫瘍の種類およびその毒性において著しく異なることが研究により明らかとなりました。これら2つの成分を含む日々草は、さまざまなガンに効果があることを示唆しています。

The two alkaloids, although structurally almost identical, nevertheless differ markedly in the type of tumors that they affect and in their toxic properties.

The discovery of the vinca alkaloids—chemotherapeutic agents against cancer

日々草抽出エキスの結腸癌細胞に対する影響を調べた研究

マレーシアの研究機関による実験で、日々草のアルカロイドは、結腸直腸がん細胞に対して細胞障害活性を示しました。つまり、日々草には直腸ガンを抑制する効果があると証明されたことになります。

Cytotoxic activity of Catharanthus roseus (Apocynaceae) crude extracts and pure compounds against human colorectal carcinoma cell line.

日々草の白血病ガン細胞と正常細胞に対する作用を調べた研究

日々草の水抽出物は、白血病ガン細胞の増殖を抑制し、正常な細胞の増殖を促すことが、マレーシアの研究で明らかとなりました。日々草は、白血病治療薬として役立つことが確認されたのです。

These results indicate that the crude aqueous extract of C. roseus shows differential effects of inhibiting the proliferation of Jurkat cells and promoting normal peripheral blood immune cells proliferation. This finding suggests that the extract may be efficacious in patients with this type of cancer.

Catharanthus roseus Aqueous Extract is Cytotoxic to Jurkat Leukaemic T-cells but Induces the Proliferation of Normal Peripheral Blood Mononuclear Cells

 

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