シジュウム茶は、アレルギー・花粉症・アトピー などに効果があるとされる健康茶。

原料となる樹木はグアバの近縁種ですが、シジュウムは南米の土地が育んだ植物であり、効能はグアバ茶とは異なります。

シジュウム茶 基本情報

原料 シジュウムの葉
原料の主な産地 ペルー、ブラジル
カフェイン ノンカフェイン
主な成分 ポリフェノール類、フラボノール、ビタミンC、マグネシウム、カリウム、タンニン、リン
作用 抗酸化作用、抗菌作用、健胃作用、整腸作用
味覚 清涼感のある爽やかな風味

シジュウムの歴史

シジュウムは、南米ペルーやブラジルに自生する、きわめて繁殖力の高い樹木。
その葉は、古くから先住民が胃腸薬やキズ薬、火傷薬などに使ってきました。
幅広い効能があるので、「医者いらず」と呼んで愛用していたそう。

日本では1990年代に商品化され、アトピーやアレルギーに悩む多くの人が効果を確かめ、アレルギー症状緩和効果があると確認されました。

現在、臨床現場でもシジュウムが使われていて、大学病院や皮膚科専門病院などで大きな治療成果を上げています。

シジュウム茶の期待できる効能

  • 花粉症改善
  • アトピー性皮膚炎改善
  • アレルギー性鼻炎改善
  • 心臓病予防
  • 便秘・下痢改善
  • むくみ改善
  • 免疫力アップ
  • ストレス緩和
  • 消化促進

シジュウムの葉から抽出されたエキスには、アレルギー症状に優れた効果を示すことが分かっていますが、そのメカニズムについてはまだ研究段階であり解明されていません。

今のところ、シジュウムの葉抽出エキスは、アレルギー症状を引き起こすヒスタミンやロイコトリエンなどを強く抑制することが確認されていて、その抑制力は、医薬品にも匹敵するほど強力だそう。
さらに、アレルギー原因物質が血管に流入するのを防ぐ作用もあるとのこと。

ここでは、ギャバロン茶に含まれる有効成分が、人間の体にどのような作用をもたらすのかを、現在明らかになっている範囲でご紹介します。

ポリフェノール類とフラボノールが炎症を防ぎ、アレルギー症状を和らげる

シジュウムには、抗酸化作用があるポリフェノール類とフラボノールが豊富に含まれています。
その量は、他の健康茶と比べてもダントツに多く、100g中の総ポリフェノール量を比べた研究で、シジュウム34.2g、バラ科甜茶29.2g、ルイボスティー27.3gという結果が出ています。

これら成分の、細胞の老化を防ぎ免疫力をアップする作用により、シジュウム茶はアレルギー症状抑制効果が高いと考えられます。

ビタミンCが体内機能を活性化し、免疫力をアップさせる

シジュウム茶に多く含まれるビタミンCは、免疫力強化、ストレス解消、鉄分の吸収促進などの働きをします。
アレルギーに負けない身体づくりに欠かせない成分。

過剰な水分や老廃物をカリウムが排出し、心臓や筋肉の負担を減らす

利尿作用があるカリウムは、体内のナトリウムや水分量を調整し、心臓や筋肉が正常に働くのをサポートします。

アレルギーの原因となる体内の老廃物や有害物質を、尿と一緒に排出させる作用があるので、デトックスによる体質改善効果も期待できます。

マグネシウムとリンが血の巡りを良くして、血液関連疾病を予防する

シジュウム茶には、マグネシウムやリンなどのミネラル類が多く含まれていて、血液成分を改善してサラサラにし、高血圧や心臓病予防に効果があるといわれています。

マグネシウムは精神安定作用もあり、アトピーの原因の1つと言われるストレスを和らげます。

タンニンが胃の働きをサポートし、腸の調子を整える

お茶の渋み成分であるタンニンには、健胃作用、整腸作用、抗酸化作用があります。
タンニンは、大量に摂取すると胃を荒らしますが、適量を摂取する分には、胃液の分泌を促進して消化を助ける働きをするのです。

シジュウム茶に含まれる有効成分のメリットのみを享受するために、適量を守って飲用することが大切。

 

↓ 鼻炎や花粉症を改善するなら、専用のブレンド茶が確実。

⇒えぞ式 すーすー茶の詳細情報を見る

シジュウム茶の副作用

シジュウム茶による副作用は報告されていませんが、シジュウムに含まれる成分の全てが明らかになっているわけではないことを留意してください。

特に、アレルギー治療を受けている人は、飲用する前に医師と相談することをおすすめします。

飲むだけじゃない。シジュウム茶の利用方法

シジュウム茶を浴槽に入れて、浸かるとかゆみや湿疹を抑えることができます。
ヒリヒリしていた肌がしっとりしたという喜びの声も。

また、花粉症による目の炎症、かゆみがある場合、シジュウム茶で目を洗うとかゆみが取れたという報告もあります。

 

↓ Amazon や楽天でシジュウム茶を購入できます

シジュウム茶の科学研究

厚生労働省の花粉症に関する資料

花粉症の患者に、民間療法で感じた効果についてアンケートを取ったところ、シジュウム茶は、甜茶やシソジュースよりかなり高い効果を実感できることが分かりました。

資料引用:厚生労働省

16種類の市販茶の抗酸化作用とポリフェノール含有の関係を調べた研究

シジュウム茶は、他の健康茶と比べてポリフェノールとフラボノール含有量が高く、抗酸化作用が大きいことがこの研究により明らかとなりました。このことは、シジュウム茶が、アレルギー抑制効果が高い要因の1つと考えられます。

総ポリフェノール量はシジュウム,バラ科甜茶,ルイボスティー,ウラジロガシ,緑茶,市販甜茶,ビワ茶抽出物に多く含まれていた.フラボノール量はシジュウム抽出物に,タンニンはバラ科甜茶とシジュウム抽出物に特に多く含まれていた.

各種市販茶のロイコトリエンB4放出抑制作用とラジカル消去活性およびポリフェノール含量との関係

↓ 辛いグズグズ、イビキにも効果的なブレンド茶。

⇒えぞ式 すーすー茶の詳細情報を見る