レイシ茶は、免疫力強化・ガン予防・アレルギー改善 などの効果があるとされる健康茶。

中国では「キノコの王」「不老長寿の薬草」などと称され、珍重されてきたレイシ。
免疫力を高めて、カラダの機能を正常化してくれます。

レイシ茶 基本情報

原料 霊芝(レイシ)
原料の主な産地 中国、日本
カフェイン ノンカフェイン
主な成分 β-D-グルカン、トリテルペン、ガノデリック酸、エルゴステロール、アミノ酸
作用 免疫力強化作用、抗菌作用、抗腫瘍作用、利尿作用
味覚 苦みがあり、漢方薬のような風味

霊芝の歴史

ハウス栽培により、安定した供給が可能になりました。

(写真出典:NatureFlo

 

霊芝は2000年以上前から、中国でクスリとして利用されてきたキノコの一種。

紀元前1~2世紀に編纂された中国最古の薬学書「神農本草経」の中で、優れた植物部門の中でも最上級の薬用植物としてランク付けされています。

その書物では、霊芝には6種類(赤、黒、青、白、紫、黄)あるとされていますが、実際に確認されている品種は53種類あり、その中でも赤霊芝は最も健康に有益であり、安全に服用できると考えられています。

古代中国では、赤霊芝の希少性と高い薬効のため、王族のみが利用するものだったようです。
金よりも貴重とされていて、官吏への賄賂にもなっていたといいます。

1970年になると、霊芝の栽培法の研究が開始され、1972年に、中国で安定した人工栽培ができるようになりました。
その後すぐに、日本において温室の木材栽培技術が開発され、現在では、栽培法も確立し、高品質な菌株が作られるようになっています。

レイシ茶の期待できる効能

  • 免疫力強化
  • ガン予防
  • アレルギー改善
  • 高血圧改善
  • 動脈硬化改善
  • 滋養強壮
  • 抗ガン剤の副作用を和らげる

霊芝の人工栽培が可能になると同時に、霊芝の効能について様々な臨床研究が行われ、その薬効が科学的に証明されてきています。
いちばん薬効が高いのは赤霊芝ですが、どの霊芝にも同じ有効成分が含まれています。

ここで、レイシ茶に含まれる有効成分が、人間の体にどのように作用するのかをご紹介します。

β-D-グルカンが免疫力をアップし、ガンや生活習慣病を防ぐ

霊芝の主要な有効成分、β-D-グルカン。

この成分は、免疫細胞を活性化し、免疫力を高める作用があり、ガン細胞の増殖を防いだり、細菌やウイルスをやっつけて病気を予防したりする効果があります。

自律神経調整剤として働くので、腫瘍やガンと闘う免疫系の活動をコントロールするだけでなく、ホルモンバランスも改善するとされています。
霊芝は、漢方薬として更年期障害や自律神経失調症、不眠症などの改善にも使われていることからも、その効果は証明済みです。

また、β-D-グルカンには利尿作用や血圧安定作用もあるので、体内の余分な水分や老廃物を排出して血流を良くし、心臓の働きを活性化してくれます。
そのため、レイシ茶を飲むことで、高血圧や動脈硬化など血管系疾患を改善する効果も期待できます。

近年の研究で、霊芝にはガンを防ぐ効果だけでなく、抗ガン剤による副作用を和らげる効果もあることが確認され、霊芝がガン治療に役立つということが明らかとなっています。

苦み成分トリテルペンが、アレルギー症状を和らげる

霊芝に含まれるもう一つの主要な有効成分は、トリテルペン。ガノデリック酸とも呼ばれます。

この成分は、アレルギー症状は発現させるヒスタミンの動きを阻害し、解毒を受け持つ肝臓の機能を活性化させることで、アレルギーを緩和させる作用があります。
それゆえレイシ茶は、アトピー性皮膚炎や、鼻炎などのアレルギー疾患に効果的なのです。

さらに、トリテルペンには上記β-D-グルカンの吸収を促す作用があり、免疫力強化や滋養強壮効果を高めてくれます。

トリテルペンは苦みのある成分であり、レイシ茶の苦みの元となっています。
苦みが強いほどトリテルペンが豊富に含まれているということなので、「良薬口に苦し」という言葉通り、レイシ茶の苦みこそカラダに効いている証拠というわけです。

アミノ酸とエルゴステロールが体内機能を正常化。バランスの取れた心身を作り上げる

霊芝には、リジン、ロイシン、フェニルアラニンなど15種類のアミノ酸と、エルゴステロールというビタミンD前駆物質が含まれています。

これらの成分は、上記β-D-グルカンやトリテルペンなどの働きをサポートして免疫力を高める働きや、代謝を促進して細胞を活性化する働きをします。

レイシ茶に含まれる有効成分が総合的に組み合わさることにより、アレルギーや、血液関連疾患、ホルモンバランスの乱れで起こる症状を改善しながら、カラダのエネルギーレベルを上げて、疲労を回復し、免疫力を高めるのです。

実際、レイシ茶を飲むことで、不快な症状が改善されるだけでなく、精神的にも活力が湧き、気分が良くなったという声が多く上がっています。

こうした霊芝の特徴は、カラダ全体のバランスを総合的に見る中国伝統医学の観点に沿ったものと言えます。
体の機能を維持し、病気になったときにバランスを取り戻す助けとなるレイシ茶は、症状のみを改善するのではなく、心身の全体性を整えるホリスティクスな健康茶なのです。

 

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レイシ茶の副作用

一般的に、レイシ茶は飲み続けても副作用がなく、安全で効果の高い飲み物といわれています。

ただ、半年ほど継続的に飲用したら、めまい、胃の不調、皮膚湿疹などの症状が現れたという報告もあるので、一定期間飲んだら休止期間を設ける必要があるかもしれません。

また、医薬品と軽度の相互作用をすることがあり、とくに血液抗凝固剤や血圧低下薬の効き目が増幅する可能性があるので、服薬している人は注意が必要です。

 

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霊芝の科学研究

霊芝の抗がん作用について調べた研究

アメリカでの研究で、乳がん細胞を注射したマウスに13週間霊芝を投与したところ、腫瘍細胞の減少が確認されました。
このことは、霊芝が乳がんや、他のガンの天然治療薬となり得ることを示唆しています。

Reishi suppresses protein synthesis and tumor growth by affecting survival and proliferative signaling pathways that act on translation, suggesting that Reishi is a potential natural therapeutic for breast and other cancers.

Anti-tumor effects of Ganoderma lucidum (reishi) in inflammatory breast cancer in in vivo and in vitro models.

抗ガン剤の副作用に対する霊芝の影響を調べた研究

日本での研究により、霊芝は、放射線療法や化学療法などのガン治療によって起こる小腸損傷を改善することが確認されました。
臓器障害や脱毛症などの副作用に対する霊芝の作用については、まだはっきりとは確認されておらず、更なる研究が必要です。

In conclusion, our results suggest that MAK ameliorates the small intestinal damage induced by cancer treatments such as radiotherapy and chemotherapy, thereby improving the quality of life of cancer patients. Further studies of longer duration are required to assess the value of this preparation in the treatment of other adverse effects of anti-cancer drugs, such as organ injury and alopecia.

A water-soluble extract from cultured medium of Ganoderma lucidum (Reishi) mycelia attenuates the small intestinal injury induced by anti-cancer drugs

 

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