コーン茶は、貧血・むくみ・便秘・高血圧 などに効果があるとされる健康茶。
香ばしい味で飲みやすく、しかもノンカフェインなので子供から大人まで誰もが安心して飲用できます。

コーン茶 基本情報

原料 トウモロコシの実
原料の主な産地 世界各国
カフェイン ノンカフェイン
主な成分 鉄分、カリウム、ミネラル、食物繊維、ビタミンE、 ビタミンB群、リノール酸
作用 利尿作用、整腸作用
味覚 トウモロコシのほんのりした甘みと香りが特徴。

コーン茶とは?

コーン茶は、韓国でオクスス茶と言い、水の代わりに日常的に飲まれている定番のお茶。日本の麦茶のような存在です。

トウモロコシの実を乾燥させてから炒ったものをお湯で煮だして作ります。
ホットでもアイスでも美味しく飲めて、万人受けするお茶だと言えます。

コーン茶の期待できる効能

  • 貧血予防
  • 動脈硬化を予防
  • 血圧を下げる
  • むくみ解消
  • 胃腸の調子を整える
  • 便秘解消
  • 疲労回復
  • 冷え性改善

 

コーン茶の原料トウモロコシは、単に甘みのある穀物ではありません。人間の体にうれしい成分がしっかりと詰まっている健康食品とも言えるのです。
お茶として飲むことで、一年中トウモロコシの有効成分を手軽に取り入れることができます。

ここで、コーン茶に含まれている成分が、体にどんな作用をもたらすのかをご紹介します。

豊富な鉄分が体や心を元気にし、免疫力を高める

トウモロコシは、穀物の中でも鉄分が多く含まれていて、コーン茶として飲んでもその豊富な鉄分を摂取することができます。
特に女性は鉄分不足になりやすく、不足すると、貧血、肩こり、免疫力の低下、精神不安定など多くの疾患を引き起こします。
鉄分が手軽に摂取できるコーン茶は、女性にこそ必要な健康茶と言えます。

水に溶ける食物繊維が、腸内環境を整えて詰まりを解消する

コーン茶には、水溶性食物繊維も多く含んでいます。
食物繊維は、腸内のコレステロールを吸着し腸の働きを整えるので、コーン茶を飲むことで便秘が改善するといわれています。

便秘が改善されれば、体内に溜まっている老廃物や有害物質の7割は排出されるそう。
コーン茶は、デトックスにも効果的なお茶なのです。

血流を良くするリノール酸が、様々な病気を防ぐ

トウモロコシの実の胚芽部分にはリノール酸が豊富に含まれ、血圧やコレステロール値を下げて血液の巡りをよくする作用があるので、高血圧や動脈硬化の予防に効果的。

コーン茶を飲み続けることで、生活習慣病を予防、改善できる可能性があるのです。

ビタミン群が老化を防いで、カラダを元気にする

コーン茶には、健康を維持するのに欠かせないビタミン群も多く含まれています。
特に多いのが、疲労回復に欠かせないビタミンB群や、細胞の活性化をサポートして老化を予防するビタミンE、体の調子を整えるビタミンCなど。

継続的にコーン茶を飲み続けると、体に必要なビタミンを一定量補えるので、疲労回復や免疫力を高めることにつながります。

老廃物を尿と一緒に排出するカリウムが、むくみや肩こりも解消する

トウモロコシに含まれるカリウムは、体内の余分な水分や塩分を排出する利尿作用があるため、むくみが解消されます。
体内の余分なナトリウムや水分を尿として排出させるので、血の巡りが良くなり、上記リノール酸との相乗効果で冷え性や肩こりを改善します。

ミネラルの一種であるカリウムは、尿だけでなく汗にも含まれています。
暑い時期や運動した後など、大量の汗をかく時は、カリウム不足になりがち。
そんな時、水分補給としてコーン茶を飲むと、汗で失ったカリウムを手軽に補給することができます。

コーン茶の副作用

副作用は報告されていません。
ただ、どんな飲み物も大量に摂取すると体に害を与えます。コーン茶も過剰な摂取は控えて下さい。

コーン茶を飲むタイミング

水分補給として、水や麦茶の代わりにコーン茶を飲んでもOK。
カフェインも含まれていないので、子供や妊婦さんでも安心して飲むことができます。

コーンの優しい甘さでリラックスできるので、食後や休憩時間にホットで飲むのも、オススメです。

コーン茶のレビュー

 

コーン茶といえば韓国産が有名ですが、日本産にこだわる管理人は、コーン茶もやはりメイドインジャパンを選びました。

一般的に、コーン茶は5~10分ほど弱火で煮出した方が、味が濃く出ておいしい。

なので、ティーバッグ2袋と水をヤカンに入れて沸騰させること5分。濃い黄色のお茶が出来上がりました。
煮出している最中から、トウモロコシの香ばしいかおりが漂います。

味は、ほのかな甘みがありますが、クセがなくてあっさり。のど越しが良いので、いくらでも飲めます。
以前、韓国旅行中に定食屋で飲んだコーン茶を思い出しました。

アイスにしてもおいしいので、水分補給として麦茶代わりに1週間ほど飲み続けていたら、脚のむくみが解消してきた気がします。
私は貧血体質なので、鉄分が豊富なのもうれしいポイント。

 

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↓ 「トウモロコシのひげ茶」にも素晴らしい効能があるので要チェックです。

⇒「トウモロコシのひげ茶の効能・副作用」の記事へ

トウモロコシ成分の科学研究

トウモロコシのに含まれるリノール酸が、医学的に役立つと注目されて研究が進んでいます。
アメリカの国立生物工学情報センター所蔵の論文にリノール酸についての研究結果が記載されていたので、抜粋します。

トウモロコシのリノール酸に関する研究

トウモロコシと稲から生成されるリノール酸の成分には、炎症を抑制する効果があるかという研究において、リノール酸から生産される13-HOAという成分が、抗炎症作用があることが分かっています。

Based on our findings, we propose that 13-HOA, a functionally novel LA-derivative, is a promising agent for anti-inflammatory and chemopreventive strategies with reasonable molecular mechanisms.

New class of linoleic acid metabolites biosynthesized by corn and rice lipoxygenases: suppression of proinflammatory mediator expression via attenuation of MAPK- and Akt-, but not PPARgamma-, dependent pathways in stimulated macrophages.

リノール酸と冠状動脈性心疾患に関する研究

リノール酸を摂取すると、冠状動脈性心疾患のリスクが減ることが分かっています。

In prospective observational studies, dietary LA intake is inversely associated with CHD risk in a dose-response manner. These data provide support for current recommendations to replace saturated fat with polyunsaturated fat for primary prevention of CHD.
※ LA=linoleic acid

Dietary linoleic acid and risk of coronary heart disease: a systematic review and meta-analysis of prospective cohort studies.