クミスクチン茶は、むくみ・肌荒れ・アレルギー などに効果があるとされる健康茶です。
その効能は広く知られていて、世界各国で飲用されています。

クミスクチン茶 基本情報

原料 クミスクチン
原料の主な産地 東南アジア
カフェイン ノンカフェイン
主な成分 ロズマリン酸、サポニン、カリウム、オルソシフォニン
作用 抗炎症作用、抗真菌作用、抗酸化作用、利尿作用
味覚 多少、草っぽい風味がする。濃く煮出すと若干の苦みがある。

クミスクチンの歴史

ネコのひげのようなクミスクチンのオシベ。

 

原産地であるマレーシアやインドネシアなどでは、古くからクミスクチンが腎臓に効く薬として用いられてきました。

漢方では、猫髭草(びょうしそう)という生薬名で腎炎や尿路結石、リュウマチ関節炎などの薬として活用され、ヨーロッパでも、100年以上前からハーブ薬として利用されてきた薬効高い植物なのです。

日本では1960年になってから沖縄で本格的な栽培が始まり、健康茶として利用されるようになっています。

クミスクチン茶の期待できる効能

  • 肌の調子を整える
  • むくみ予防
  • 腎炎、膀胱炎の改善
  • 高血圧の改善
  • 糖尿病の改善
  • 花粉症、鼻炎などアレルギーの改善

クミスクチンは別名「ネコノヒゲ」とも呼ばれ、白い花から突き出たおしべが、ネコのひげのように見えるユニークな植物。
沖縄では「グアバ」「ウコン」と並ぶ沖縄三大薬草の1つとなっています。

そんなクスチクミン茶に含まれる成分が、人間の体内でどんな働きをするのかをご紹介します。

豊富なロズマリン酸が、美肌からガン予防まで幅広い効能を発揮する

クミスクチンの葉にはポリフェノールの一種であるロズマリン酸が豊富に含まれていて、その量はシソの葉の10倍にもなります。
お茶となる発酵過程でその量は減りますが、継続的に摂取することで高い抗酸化作用、アレルギー抑制作用が期待できます。

クミスクチン茶は、このロズマリン酸の抗酸化作用によって糖の吸収を抑え細胞を酸化から守るので、糖尿病や高血圧の改善のみならず、老化を防ぎ美肌やガンの予防効果もあると言われています。

一時期、クミスクチン茶には、顔のテカりを押さえる効果があることがTVで放映され話題となりましたが、これは、過剰な糖分が中性脂肪に変化して、皮脂となって皮膚表面に現れるのをロズマリン酸が防ぐことによるものです。

また、ロズマリン酸のもう一つの特徴として、アレルギーの原因であるヒスタミンの過剰分泌を抑える働きがあります。
そのため、クミスクチン茶は鼻炎や花粉症、アトピーなどのアレルギー疾患にも高い効果を発揮するのです。

カラダの老廃物を排出してくれるカリウムとオルソシフォニン

クミスクチンに豊富に含まれるカリウムとオルソシフォニンは、体内から塩分と水分を排出し、血圧を下げる作用があることが分かっています。
その利尿作用が身体に負担にならない程度に穏やかであるため、むくみや腎臓に関連する病気の改善に利用されています。

サポニンが健康数値を適正化し、生活習慣病を防ぐ

多くの薬用植物に含まれているサポニンは、コレステロール値を下げ、糖分や脂肪の吸収を妨げる効果があります。
クミスクチン茶においては、サポニンとロズマリン酸との相乗効果によって、高血圧や糖尿病の予防、改善が期待できます。

クミスクチン茶の副作用

薬として利用されてきたクミスクチンは、お茶として飲んでもそのパワーは強いので、人によっては飲むと体調を崩す可能性があります。
特に、腎機能が極端に低下している場合、飲用すると高カリウム血症を引き起こす場合があり、注意が必要です。

また、利尿作用が高いため、長期間飲用を続けると体内のナトリウム濃度がうすくなることも。
妊娠中は飲用しないでください。

クミスクチン茶を飲むタイミング

クミスクチン茶にはカフェインが含まれていないので、好きなタイミングで飲むことができます。

夏はアイスにすると、より一層さわやかな後味が引き立つので、日常生活の水分補給にピッタリ。
ただ、利尿作用があるので、トイレに行けない場所や状況の時は飲むのを控えたほうが良いと思います。

クミスクチン茶のレビュー

管理人もクミスクチン茶をAmazonで注文して、飲んでみました。

クミスクチンは沖縄三大薬草の1つなので、このクミスクチン茶もうれしい国内産!

袋裏に記載の成分表を見ると、有効成分ロズマリン酸が3.8mg/100mlと記載有り。

アルミ製の袋の中には、ティーバッグが30包入っています。

ティーバッグの中身を小皿に出してみました。薄い黄緑色の茶葉です。なんとなく、ウサギのエサみたい・・・

急須にティーバッグを入れて熱湯を注ぎ、2、3分待つとほどよい濃さのお茶が出来上がります。
薄茶色で、少し濁っています。香りはそんなに強くありません


味は、まあ美味しくもないけど、まずくもなくといったところ。
口に入れた瞬間、清涼感を感じ、後味にはなぜかサツマイモのような味がして、冷めると少し苦みもあります。

残りをを冷蔵庫で保管し、よく冷やして飲んでみたところ・・・やはり苦みが増している・・・

そう、苦みのあるお茶というのは、冷やすことで、より苦みを感じやすくなるんです。
これは、お茶の問題ではなくて、人間の味覚がそのように機能しているのです。

クミスクチン茶の苦みは、緑茶のような苦みではなく、クスリっぽい苦みなので、ホットで飲んだ方が美味しいと思います。

そして、利尿作用がけっこう高いことを実感しました。
一日3杯飲んだら、トイレに行く回数が増えましたよ。

 

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クミスクチン配合。副作用の心配のないブレンド茶

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22種類の原料を絶秒の配合率でブレンドしてあり、副作用の心配なく飲むことができます。

便秘解消効果のある「キャンドルブッシュ」「ゴボウ」、血流を改善する「ショウガ」をベースに、健康効果の高い「クミスクチン」「ルイボス」「ビワの葉」などを含んでいます。

飲むことでデトックスでき、体の内側からキレイになれるお茶だと言えます。

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クミスクチンの科学研究

クミスクチンの効能は医学界においても注目されていて、病気や健康に役立てるために研究が進んでいます。

クミスクチンの抗酸化および抗炎症効果について調べた研究

アメリカ国立生物工学情報センター所蔵の論文によると、クミスクチンの抽出液を使った実験を行なった結果、腎炎や尿結石、排尿障害に効果が高いことが証明されています。

The evaluation of antioxidant activity was determined by total phenolics, Trolox equivalent antioxidant capacity (TEAC), oxygen-radical absorbance capacity (ORAC) and cellular antioxidant activity (CAA) assays. These assays demonstrated a relatively high antioxidant activity for MEOA and EEOA.

Antioxidant and anti-inflammatory effects of Orthosiphon aristatus and its bioactive compounds.

アレルギーおよび喘息の治療における新規薬剤としてロズマリン酸の研究

Journal of Restorative Medicine掲載の論文によると、クスチクミンに含まれているロズマリン酸には抗酸化作用と抗炎症作用があるので、ぜんそくやアレルギー症状の改善薬としての効果が期待されています。

The antioxidant and anti-inflammatory effects of Rosmarinic acid (and plants high in this compound) make it a valuable tool in the treatment of allergic conditions, especially respiratory allergies.

Rosmarinic Acid as a Novel Agent in the Treatment of Allergies and Asthma