ゴボウ茶は、便秘・下痢・むくみ・美肌 などに効果があるとされる健康茶。
ゴボウが食品として食べられているのは、ほぼ日本だけ。それだけ日本人の体質にゴボウが合っているということでしょう。
お茶として飲んでも、その有効成分を効率的に摂取できます。

ゴボウ茶 基本情報

原料 ゴボウの根
原料の主な産地 中国、ヨーロッパ、韓国、日本、台湾
カフェイン ノンカフェイン
主な成分 食物繊維、オリゴ糖、サポニン、イヌリン、タンニン、カリウム、ビタミンE、ビタミンB群、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛
作用 利尿作用、抗酸化作用、整腸作用
味覚 ゴボウの風味がする。

ゴボウの歴史

ゴボウは、原産地であるヨーロッパや中国で、古くから薬として利用されてきました。
現在でも、中国や韓国では漢方薬として利用するのみで、ゴボウを調理して食べることはしないようです。

日本には縄文時代に中国から伝わり、薬としてだけでなく食材としても重宝され、江戸時代には全国で栽培されるようになったと言われています。

ゴボウ茶の期待できる効果

  • 便秘解消
  • 下痢改善
  • 腸内環境の改善
  • 血糖値を下げる
  • むくみ解消
  • 冷え性改善
  • アンチエイジング
  • 美肌
  • 風邪予防
  • 肥満予防

ゴボウと言えば食物繊維が豊富な野菜として有名ですが、その他にも人間の体に有益な成分をたくさん含んでいます。

ここで、ゴボウ茶に含まれる有効成分が、体にどのような作用をもたらすのかをご紹介します。

サポニンがカラダを酸化(サビ)から守り、免疫力を高める

ポリフェノールの一種サポニンは、主にゴボウの皮部分に多く含まれています。
サポニンは、細胞の老化を防ぎ、皮膚の保護、アンチエイジングや免疫力アップなどの効果が期待できる成分。

調理する時、皮をピーラーで剥いてしまうことが多いと思いますが、皮ごと食べた方がゴボウの持つ成分を余すところなく摂取できるのです。

ゴボウを丸ごと使って作るゴボウ茶は、サポニンを無駄なく摂取できる飲み物と言えます。

イヌリンが、腸の善玉菌を活性化させて便秘解消や大腸ガンを防ぐ

ゴボウには、他の野菜と比べて水溶性食物繊維がダントツに豊富に含まれています。
その量、なんとダイコンの4倍、キャベツの5倍以上。

特に、水溶性食物繊維イヌリンには、強力な整腸作用があります。
この成分は、腸で吸収されずにビフィズス菌のエサとなるので、腸の善玉菌が活発になり、悪玉菌を減らすことにつながります。

さらに、大腸の粘膜保護作用、肝機能向上作用、利尿作用、血糖値降下作用など数多くの働きをするので、便秘の解消や肥満予防、大腸ガンの予防効果もあるとされています。

腸内環境を整えるには、乳製品であるヨーグルトよりも、ゴボウ茶の方が日本人に合っているのかもしれませんね。

オリゴ糖が、腸内環境を整えてスムーズな排便を促す

オリゴ糖もイヌリン同様に、腸内の悪玉菌を減らす働きをする成分。
腸と動きを活発にし、腸内にいる微生物のバランスを整えるので、便秘や下痢の改善に効果的です。

老廃物を尿と一緒に排出するカリウムとリンが、デトックス効果を高める

地中深くにまで根を下ろして成長するゴボウは、土からの栄養素をたくさん含んだ植物です。

ゴボウ茶にも、ビタミンB群やビタミンE、カルシウムやマグネシウムなど、人間の体に必要な栄養素がたくさん含まれているので、継続して飲用することで日々の健康維持に役立ちます。

とくにゴボウ茶は、利尿作用があるカリウムやリンを豊富に含んでいるので、体内の余分な水分や老廃物の排出をサポートします。
ゴボウ茶を飲んだら脚や顔などむくみが改善されたという声も多くあがっています。

さらに、余分な水分やナトリウムが排出されることで、血圧降下作用もあるのです。

アルギニンが代謝を高めて、免疫力をアップさせる

ゴボウに含まれるアルギニンには、新陳代謝を促進させる作用や、成長ホルモンの分泌促進作用があります。

免疫力を高めるので、風邪などを予防すると言われています。

タンニンが胃腸を守り、荒れた胃壁を修復する

ゴボウ茶には、緑茶の成分として有名なタンニンが含まれていることが分かっています。

タンニンには収れん作用があり、胃腸の粘膜を保護する働きをするので、荒れた胃腸が原因で起こる下痢の改善効果が期待できます。

 

ゴボウ茶の副作用

ゴボウはキク科の植物でアクが強いので、ヨモギやブタクサにアレルギーがある人は、注意してください。体調を見ながら少量ずつ飲んでみると良いでしょう。

また、ゴボウ茶には子宮収縮作用があるというウワサがありますが、子宮に作用するのはゴボウのタネだけ。
ゴボウの根を使用しているゴボウ茶にはそのような副作用はないので、妊婦さんでも安心して飲むことができます。

 

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デルモッティ

22種類の原料を絶妙の配合率でブレンドしてあり、副作用の心配なく飲むことができます。

便秘解消効果のある「キャンドルブッシュ」「ゴボウ」、血流を改善する「ショウガ」をベースに、健康効果の高い「クミスクチン」「ルイボス」「ビワの葉」などを含んでいます。

飲むことでデトックスでき、体の内側からキレイになれるお茶だと言えます。

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ゴボウ茶を飲むタイミング

食物繊維が豊富なゴボウ茶を食前や食後に飲むと、胃腸の消化吸収能力をサポートする効果が得られるはず。
もちろん、休憩時間にコーヒーや紅茶の代わりとして飲むのもOK。

ただ、利尿作用が高いので、トイレに行けない状況での飲用は控えた方が良いかもしれません。

ゴボウ茶の科学研究

ゴボウの薬理効果についての研究

ゴボウの根に含まれる有効成分は、漢方の観点から見て血液を解毒し、血液循環を促進するので、湿疹などの皮膚疾患を治癒することがHong Kong Polytechnic Universityの研究により明らかとなっています。

In the root, the active ingredients have been found to “detoxify” blood in terms of TCM and promote blood circulation to the skin surface, improving the skin quality/texture and curing skin diseases like eczema. Antioxidants and antidiabetic compounds have also been found in the root.

A review of the pharmacological effects of Arctium lappa (burdock).

ゴボウの抗酸化作用について調べた研究

台湾のChia Nan College of Pharmacy and Scienceで行なわれた研究によって、ゴボウの抽出液には、高い抗酸化作用があり、フリーラジカルおよび活性酸素を減少させる働きが認められました。

These results clearly indicate that WEB and HWEB show significant antioxidant activity, marked reducing power, and a scavenging effect on free-radical and active oxygen.
※ WEB=Water extracts of burdock HWEB=Hot water extracts of burdock

Antioxidant Activity of Burdock