フェヌグリークティーは、母乳の産出・胃の不調改善・関節炎緩和 などの効果があるとされる健康茶。

中医学由来の生薬名が「胡廬巴」なので、コロハティーとも呼ばれています。
カレーの香りの元であるフェヌグリークは、お茶にすると甘い匂いを発します。

フェヌグリークティー 基本情報

原料 フェヌグリークの種子
原料の主な産地 地中海周辺原産だが、世界中に分布している
カフェイン ノンカフェイン
主な成分 アルカロイド、フラボノイド、サポニン、食物繊維
作用 抗酸化作用、抗菌作用、抗炎症作用、抗腫瘍作用、食欲増進作用
味覚 香りは甘いが、飲むと苦みがある

フェヌグリークの歴史

フェヌグリークの葉。牛の飼料として使われることが多い。

 

フェヌグリークの最も古い記録は、紀元前1500年頃の古代エジプト時代。
エジプト遺跡から見つかったパピルスに、フェヌグリークについての記載があり、それによると、エジプト人は腐食剤としてフェヌグリークを用いていたようです。

古代ギリシャ人とローマ人は、牛の飼料としてフェヌグリークを使っていたといいます。
また、民間療法の薬草として、消化器系トラブルや出産誘発剤としても使われていたという記録があります。

インドや北アフリカなどでも、フェヌグリークは生活に欠かせないものとして古くから利用されてきました。
現在でもヨーロッパや北アフリカでは、家畜の飼料用に栽培されていますし、インドでは、カレーのスパイスとして利用されるほか、伝統医学アーユルヴェーダで糖尿病などの代謝障害や栄養障害を改善するために使われます。
アーユルヴェーダによると、フェヌグリークは体の中に詰まっているエネルギーを流す作用があり、体を温め、陰陽のバランスを整える効果があるとのこと。

日本には、江戸時代に伝来しましたが、作物として定着することはありませんでした。
独特のスパイシーな風味が、当時の日本人の嗜好には合わなかったのかもしれませんね。

フェヌグリークの期待できる効能

  • 母乳の出を良くする
  • 胃腸病予防
  • 胃もたれ改善
  • 胃炎改善
  • 便秘・下痢改善
  • 高血圧改善
  • 動脈硬化予防
  • 心臓病予防
  • 糖尿病予防
  • 関節炎・リウマチ緩和
  • 食欲増進

フェヌグリークは日本ではあまり馴染みのない植物ですが、海外ではスパイスや薬草として口にすることも多く、その薬効も広く知られています。

ここで、フェヌグリークティーに含まれる有効成分が、人間の体にどのように作用するのかをご紹介します。

幅広い効能があるサポニン類は、女性と男性のホルモンにも作用する

フェヌグリーク種皮の15%はサポニンという成分で構成されています。
サポニンの中のジオスゲニンという成分は、ホルモンの前駆物質であり、女性ホルモンプロゲステロンや副腎皮質ホルモンの原料となります。

このジオスゲニンが、ホルモン不足を解消し、体を活性化させるので、フェヌグリークティーには、母乳の出を良くする効果や女性の妊娠力を高める効果、そして産後の体力回復を早める効果があるのです。

近年の研究で、フェヌグリークは男性ホルモンであるテストステロンのレベルを高め、男性の性欲増進効果もあることが確認されています。
これも、ジオスゲニンがテストステロンに変換され、男性ホルモンの働きが高まるためだと考えられます。

さらに、フェヌグリークのサポニンは、食欲増進作用や、コレステロール低下作用、抗腫瘍作用、抗菌作用、抗炎症作用、血糖値低下作用など、人間の生理機能に多くの影響を与えます。
血液成分を改善して、血の巡りを良くし、高血圧を改善動脈硬化や心臓病、脳梗塞など循環器系疾患を防ぎます。
血糖値上昇を抑えて、膵臓の負担を減らすことにより、2型糖尿病予防効果もあるとされています。

炎症を防いで粘膜を保護する作用があるので、胃腸を保護して消化力を高める効果も期待できます。胃もたれや胃炎を改善し、食欲増進効果もあるそう。
胃腸の炎症のみならず、骨や筋肉の炎症も和らげるので、関節炎やリウマチ、痛風といった外側の炎症をも改善します。

トクホ認定成分ガラクトマンナンが、腸の調子を整えて糖質吸収を穏やかにする

フェヌグリークには、水溶性食物繊維の一種ガラクトマンナンが豊富に含まれています。
ガラクトマンナンは水に溶けるので、お茶にもたくさん含まれているのですが、胃や腸で吸収されない性質があり、便の水分量を適正に保ち下痢や便秘を解消する効果があります。

また、腸の中で水を含んでゲル化することで、糖質の吸収を抑える働きをします。
血糖値の急激な上昇を防ぎ、糖尿病の予防に役立ちます。

ガラクトマンナンは、特定保健用食品(トクホ)にも認定されている成分なので、安全にお腹の調子を整えることができます。

 

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フェヌグリークティーの副作用

フェヌグリークティーが体質に合わない場合、膨満感や下痢といった副作用が現れる可能性があります。
初めて飲む場合は、体調を見ながら薄目に作ったお茶を少しずつ飲むようにしてください。

また、フェヌグリークはホルモンに作用するので、妊娠中の飲用は注意が必要です。

血液凝固剤を服用している人は、フェヌグリークティーを飲むことで、過度の出血が起こる場合があるので、飲むのを避けてください。

フェヌグリークティーの飲み方

フェヌグリークティーに、レモンやハチミツを入れると飲みやすくなる。

 

フェヌグリークの種子は、硬い殻で覆われています。お茶として飲むときは、種子をカナヅチなどで砕いてから熱湯を注いでください。

小さじ1~1.5杯ほどで、約1リットルのフェヌグリークティーを作ることができます。

母乳の産出のために飲むのであれば、フェヌグリークティーは即効性があり、飲用後24時間でその効果が現れるとされています。
炎症を防ぐ効果もあるので、乳腺炎も防ぐことができ、一石二鳥ですね。

フェヌグリークティー単体では飲みにくい場合、レモンやハチミツ、紅茶を混ぜると美味しくいただけます。

また、フェヌグリークは、外用薬としても炎症を抑える効果があるので、ペースト状にして塗ると皮膚炎やかぶれなどを和らげることができますよ。

 

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フェヌグリークの科学研究

冠動脈疾患患者におけるフェヌグリークの作用について調べた研究

インドの研究で、ショウガとフェヌグリークそれぞれを冠動脈疾患患者に投与し、それらの影響を調べたところ、ショウガは血中脂質や血糖に影響しないが、フェヌグリークは、善玉コレステロール値を変化させることなく、総コレステロール値を減少させました。また、健康な人にフェヌグリークを投与したところ、空腹時や食後の血糖値を低下させました。

Fenugreek given in a dose of 2.5 g twice daily for 3 months to healthy individuals did not affect the blood lipids and blood sugar (fasting and post prandial). However, administered in the same daily dose for the same duration to CAD patients also with NIDDM, fenugreek decreased significantly the blood lipids (total cholesterol and triglycerides) without affecting the HDL-c.

Effect of ginger (Zingiber officinale Rosc.) and fenugreek (Trigonella foenumgraecum L.) on blood lipids, blood sugar and platelet aggregation in patients with coronary artery disease.

フェヌグリークの抗炎症作用について調べた研究

インドの大学での研究で、関節炎のラットにフェヌグリーク粘液を投与したところ、血中のヘモグロビンやたんぱく質の異常な変化が回復し、浮腫や細胞浸潤が減少しました。

The increment in ESR and total WBC, reduction in RBC count and hemoglobin and aberrant changes to the C-reactive protein (CRP) levels observed in the arthritic animals were also found to be significantly restored in fenugreek mucilage treated rats. Histopathology of paw tissue showed decreased edema formation and cellular infiltration on supplementation with fenugreek mucilage.

Anti-inflammatory and antioxidative effects of mucilage of Trigonella foenum graecum (Fenugreek) on adjuvant induced arthritic rats.

フェヌグリークの男性性欲における影響を調べた研究

Phytotherapy Researchに掲載された研究では、勃起不全の既往歴のない25歳から52歳の60人の男性に、プラセボまたは1日600mgのフェヌグリーク抽出物のいずれかを6週間補給し、自己申告によるアンケートを実施しました。参加者は、サプリメントが自分の性欲にプラスの影響を及ぼしていると報告しました。最終的にこの研究では、フェヌグリーク抽出物が性的興奮、エネルギーおよびスタミナに重大な影響を及ぼし、参加者が正常なテストステロンレベルを維持したことが確認されたのです。

Testofen had a positive effect on QOL in self-reported satisfaction with muscle strength, energy and well-being but did not have an effect on mood or sleep. Serum prolactin and testosterone levels remained within the reference range. It was concluded that Testofen demonstrated a significant positive effect on physiological aspects of libido and may assist to maintain normal healthy testosterone levels.

Physiological Aspects of Male Libido Enhanced by Standardized Trigonella foenum-graecum Extract and Mineral Formulation

 

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