ヒュウガトウキ茶は、免疫力アップ・高血圧・糖尿病・アレルギー症状 などに効果があるとされる健康茶です。
九州の一部地域でしか自生していない植物を原料とした貴重なお茶ですが、その分、期待できる効能はたくさんあります。

ヒュウガトウキ茶 基本情報

原料 ヒュウガトウキ(日本山人参)
原料の主な産地 大分、宮崎、熊本に自生している
カフェイン ノンカフェイン
主な成分 YN-1、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、コエンザイムQ10、セレン、β-カロテン、ビタミンE群、ビタミンB群
作用 利尿作用、滋養強壮、血流改善、ホルモンバランス改善
味覚 多少の苦みがある

ヒュウガトウキの歴史

ヒュウガトウキは、昔から、九州の一部にしか自生しない大変貴重な植物。
江戸時代、薩摩藩では「神の草」と呼び無病息災の民間薬として珍重していたと伝えられています。

現代では、ヒュウガトウキの根は厚生労働省により医薬品として認定されていますが、葉にも人間にとって有効な成分が豊富に含まれている事が研究によって明らかになってきています。

ヒュウガトウキ茶の期待できる効能

  • 免疫力アップ
  • 糖尿病改善
  • 高血圧改善
  • ガン予防
  • アレルギー抑制
  • 冷え性改善
  • 肩こり改善
  • 滋養強壮
  • 肝機能向上
  • 肌の調子を整える

ヒュウガトウキ茶には、美肌作りから病気の改善まで、様々な効能があります。
いったいどんな成分が含まれていて、どのように体に作用するのでしょうか?
主要な有効成分について簡単にご紹介します。

YN-1が血流を改善し、アレルギーから疾病まで様々な症状を改善する

ヒュウガトウキの幅広い効能のほとんどは、主成分であるYN-1に由来するものです。

YN-1には、抗酸化作用があり血液をサラサラにして血流を良くするので、高血圧の改善や冷え性に効果があるとされています。
また、細胞を老化させる活性酸素を抑制するので、アンチエイジングや免疫力アップも期待できます。

そのような抗酸化作用の他に、YN-1には抗菌作用もあり、体内に溜まっている有害物質の排出を促してアレルギー症状や炎症を改善する効果も。

それだけではありません。血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌を増やす作用もあるのです。
その作用により、血糖値を正常に保つことができ、糖尿病の予防や改善が見込めます。

このようにたくさんの効能を持つYN-1は、ヒュウガトウキの根より葉の方に多く含まれているらしい。。。ということは、葉を使っているお茶を飲むのは、ヒュウガトウキの効能を取り入れるベストな方法だと言えます。

イソプテリキシンが脂肪をエネルギーに変えて、内臓機能を高める

イソプテリキシンには、中性脂肪の代謝を促進する作用があり、肝脂肪を抑えて肝臓の機能を向上させる効果がある事が研究により明らかとなりました。

ヒュウガトウキに含まれるイソプテリキシンは、もちろん天然の成分なので、化学物質である医薬品に頼らずに肝機能高めることができるのはうれしいですね。

カリウムが水分バランスを調整し、老廃物や有害物質を排出する

ヒュウガトウキには、カリウムも豊富に含まれています。カリウムは利尿作用があり、体内の余分な水分や老廃物を尿にして排出する働きをします。
そのため、ヒュウガトウキ茶を飲むことで、むくみの改善や腎臓の機能向上が見込めます。

豊富なビタミン群とミネラル群が、体内機能を正常化して免疫力をアップさせる

ヒュウガトウキには、多くのビタミンやミネラル類が含まれていて、他の有効成分の働きをサポートし、体の調子を整えて免疫力を向上させる役割をしています。

ヒュウガトウキを常飲することで、菌やウイルスに負けないカラダ作りをすることができるのです。

また、豊富な栄養素は、上記YN-1の働きをサポートして体内の炎症を抑え、ガン細胞の増殖を防ぐ効果もあるとされています。

コエンザイムQ10が健康数値を下げて、生活習慣病を防ぐ

美容や健康に効果があるサプリメントで有名なコエンザイムQ10も、ヒュウガトウキの成分の一つ。

強力な抗酸化作用により、コレステロール値や血糖値を下げ、高血圧改善や糖尿病予防効果がある成分です。
また、エネルギーを作り出すので、冷え性や肩こりにも効くと言われています。

β-カロテンが、強い肌と粘膜を作る

β-カロテンとは、植物や果物に含まれる黄色やオレンジ色の色素のこと。
腸で吸収されてビタミンAに変わり、皮膚や粘膜を作る成分です。肌が荒れがちな時や、目が疲れ気味の時は、β-カロテンが足りていないのかもしれません。

ヒュウガトウキ茶を飲むと、上記YN-1やβ-カロテンの働きにより、皮膚や粘膜のバリアが強化され、アレルギー症状のない健康的な肌を作る助けとなるはずです。

ヒュウガトウキ茶の副作用

ヒュウガトウキには血糖値を下げ、血流を良くする作用があるため、血圧を下げる薬と一緒に飲むことは控えてください。

また、どんな飲み物でも大量に飲むと体に負担をかけます。ヒュウガトウキ茶も過剰な飲用は避けてくださいね。

ヒュウガトウキ茶を飲むタイミングと量

ノンカフェインなので、いつでも好きなタイミングで飲むことができます。

食前や食事中に飲むと、食事による血糖値の急上昇を防ぐ効果が感じられるはず。
もちろん、食後や休憩時間にお茶やコーヒーの代わりとして飲んでもOK。

ヒュウガトウキ茶のレビュー

健康茶が大好きな管理人が、ヒュウガトウキ茶を飲んでみました。

宮崎県産の無農薬栽培ヒュウガトウキ100%で作られた商品をAmazonで見つけたので、注文。
商品名「日本山人参」とは、ヒュウガトウキの俗名です。

 

無事に届いたので、さっそく作ってみます。
作り方の説明を読むと、水600mlを沸騰後にティーバッグ1包を入れて弱火で5分以上煮出す、とのこと。

指示どおりの分量で、きっかり5分間だけ煎じます。
あっという間にヒュウガトウキ茶の出来上がり。

ほのかに草の香りが漂い、色は、麦茶のような茶色。 見た目は、ごく普通のお茶です。

一口飲んでみる。
苦みが口に広がります。例えていうなら、抹茶と渋柿を足して割ったような苦み。
苦いので、お茶の味はよく分からない・・・
はっきり言うと、おいしくはありません。
身体に良いクスリだと思えば飲める、という感じです。

「良薬口に苦し」という言葉そのもののお茶ですね。

 

↓ Amazonや楽天でヒュウガトウキ茶を購入できます。

 

↓ 美味しさと効果、どちらも求めるならブレンド茶が確実。ヒュウガトウキが配合されているブレンド茶をご紹介します。

ヒュウガトウキ配合。副作用のリスクが少ないブレンド茶。

神の草 ヒュウガトウキのお茶

単体だと飲みにくい「ヒュウガトウキ」ですが、老化を防ぎ免疫力を高める「グリーンルイボス」、神経を鎮めてリラックス作用のある「レモングラス」を考え抜かれたバランスで配合することで、とても飲みやすく仕上がっています。

もちろん余計な添加物は一切入っていない、完全無添加。飲み続けても安全です。

1ティーバッグ5g中、貴重な「ヒュウガトウキ」は3gも入っているので、ヒュウガトウキの薬効は薄くはありません。
当サイトからのご注文で、30包入りが
3,500円で購入できます。

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↓ ヒュウガトウキ茶と同じく、高血圧・糖尿病予防に効果があるとされる「びわ茶」も要チェック!

⇒「びわ茶の効能・副作用」の記事へ

ヒュウガトウキの科学研究

ヒュウガトウキに血糖値低下と血流改善効果についての研究

資生堂が行った研究により、ヒュウガトウキには、糖尿病患者と血糖値が高い健常者どちらに対しても血糖値降下作用があることが明らかとなりました。

ヒュウガトウキの粉砕した根を、Ⅱ型(成人型)糖尿病患者及び血糖値が高い健常者に 1 ヶ月間摂取させたところ、空腹時の血糖値が有意に低下しました。さらに健常者において、マイクロレオロジー測定装置による血流速度(血液サラサラ度)測定を実施したところ、ヒュウガトウキの摂取により血流速度が上昇することを見出しました。

資生堂、「ヒュウガトウキ」に血糖値低下と血流速度上昇の効果を発見

ヒュウガトウキのNO産生抑制効果について調べた研究

京都薬科大学で行なわれた研究により、ヒュウガトウキに含まれる成分には、臓器障害や炎症を引き起こす酵素産生を抑制する効果がある事が実証されました。

強い活性を示したクマリン類について ,iNOS の発現に及ぼす 影響について検討したところ,いずれもiNOSの発現を抑制した。以上の結果により、 ヒュウガトウキに含まれるクマリン類およびポリアセチレン類は LPS刺 激による NO の産生を抑制す ることが明らかとなった。

日本民 間薬 ヒュウガトウキ(Angelicafurcijuga)のNO 産生抑制活 性成分