マテ茶は、ダイエット・アンチエイジング・美肌作り などに効果があるとされる健康茶です。
肉食中心の食生活をしている中南米の家庭で飲まれているマテ茶。肉好きな人、野菜不足の人に特にオススメです。
マテ茶 基本情報
原料 | イェルバ・マテなどの葉や小枝 |
原料の主な産地 | 中南米諸国 |
カフェイン | 少量のカフェインを含む |
主な成分 | フラボノイド、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、食物繊維、クロロフィル、コリン、ビタミンB1,ビタミンC |
作用 | 抗酸化作用、脂肪吸収抑制作用、血圧降下作用 |
味覚 | 少しクセのある味だが、後味はすっきりしている。 |
マテ茶の歴史
マテ茶は、モチノキ科の木イェルバ・マテなどの葉や枝を乾燥し、粉砕、精製したものに熱湯を加えて飲用します。
正確なマテ茶の発祥は確定されていませんが、南米パラグアイのグァラニ族が、活力を得るために飲み始めたのが起源と言われています。
現在では、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイを中心に一般的な家庭飲料となっていて、調査によるとアルゼンチンの92%の家庭で、マテ茶を飲用しているとのことです。
マテ茶の期待できる効能
- 高血圧改善
- 脳梗塞予防
- 肝機能向上
- ダイエット
- アンチエイジング
- 美肌
- 脳の活性化
肉食が中心の中南米諸国で「飲むサラダ」とも呼ばれ、慢性的な野菜不足を補うほど栄養バランスに優れたマテ茶。特にビタミン、ミネラルが豊富で、鉄分は緑茶の約5倍にもなります。
その豊富な成分が人間の体でどのような働きをするのかをご紹介します。
クロロフィルが血流を改善。肌の調子を整えて病気も防ぐ
クロロフィルは「葉緑素」とも言い、植物の緑色を作る色素成分です。
この成分は、血流を良くして、体のすみずみにまで酸素と栄養素を届ける働きをします。
クロロフィルがたくさん含まれているマテ茶を継続的に飲むことで、血のめぐりが改善し、体が活性化するはず。
そして、クロロフィルは、肌の皮脂で溶けて抗菌力を発揮するので、ニキビや吹き出物が改善され、肌の調子が良くなる効果も見込めます。
それだけではありません。クロロフィルは血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らすので、高血圧や脳梗塞の予防や改善効果も。
フラボノイドが内臓脂肪を減らして、健康的でスリムなカラダを作る
マテ茶に含まれるフラボノイドには抗酸化作用があり、コレステロールや血糖値を下げる効果が見込めます。
血液中の脂肪や糖質が減ることで、内臓脂肪の蓄積を防ぐことにつながるので、マテ茶はダイエットにも◎。
抗酸化作用とは、「細胞の酸化(サビ)を防ぎ、老化を妨げる」ということ。マテ茶の豊富な栄養素による相乗効果もあり、アンチエイジングが期待できます。
豊富なビタミン類とミネラル類が、体内機能を整えて活力を生み出す
マテ茶には、ビタミンやミネラル類が豊富に含まれています。
ウーロン茶と比べて、カルシウムは28倍、鉄分は20倍、マグネシウムは12倍も多いのです。
マテ茶に含まれている栄養素は、どれも人間の体を構成するのに欠かせないもので、不足すると様々な体調不良を引き起こします。
上記フラボノイドに加え、それら栄養素をバランスよく含有しているマテ茶は、肌の調子を整えて細胞を活性化する効果があり、アンチエイジングや美肌作りに適しているのです。
コリンが血液成分を改善して、様々な病気を防ぐ
コリンは、血液をサラサラにして血圧を下げる作用と肝臓肥大を防ぐ作用があるのもポイント。
マテ茶は、高血圧の予防や改善、肝機能障害の予防に役立ちます。
マテインが神経を鎮めて、ココロを落ち着かせる
マテ茶には、カフェインと似た作用をするマテインという成分も含まれています。
マテインは、神経興奮作用があるカフェインと違い、リラックス作用が特徴の成分。
無気力感、気分の落ち込みを感じる時にマテ茶を飲むと、気分が落ち着くという人が多くいます。
さらに、マテインは血液の循環を良くして代謝を促すので、ダイエットや冷え性にも効果的。
中枢神経に働きかけ、空腹感を緩和させる作用もあるため、無理なく健康的なダイエットが可能です。
マテ茶の副作用
特に副作用は報告されていません。
ただ、マテ茶カップ一杯200mlで20mgほどのカフェインが含まれていることを留意してください。
ちなみに、日本においてカフェイン摂取許容量は明確に定められてはいませんが、海外では摂取上限が一日約200~300mg(コーヒー4、5杯分)と定めている国もあります。
そこから考えると、マテ茶のカフェインの含有量は比較的少ないと言えますが、マテ茶にはカフェインに似た成分マテインが多く含まれ、鉄分の吸収を阻害するため、子供や妊婦さんは注意が必要です。
マテ茶を飲むタイミング
「野菜不足だな」と感じたら、マテ茶をカップ一杯飲むと栄養バランスが改善します。
特に、体内の脂肪をエネルギーに変える赤身肉と一緒に飲むことで、健康的に代謝アップすることができ、ダイエットに効果的。
マテ茶のレビュー
健康茶がなくては生きていけないほど健康茶大好き管理人が、マテ茶を飲んでみました。
マテ茶は南米のお茶なので、原料はブラジル産の商品がほとんど。
Amazonで見つけたこのマテ茶は、ブラジル産のイェルバ・マテを静岡県でお茶に製造しているということで、国内産にこだわる私の目に留まりました。
注文して無事届いたので、封を開けると、ティーバッグが30包入っています。
匂いを嗅ぐと、マテ茶の香りが鼻をくすぐります。
なんとなく自然豊かな南米の香りっぽい・・・かも?
パッケージに記載の作り方を読むと、1ティーバッグで1~1.2リットルも作れるらしい。麦茶のごとく大量に作れます。
ヤカンではなく、鍋を使用します。(鍋の方が、水道水の不純物が蒸発しやすいから)
ティーバッグと水を入れて、弱火で5分煮出す。だんだんと色が濃くなってきて、マテ茶の香りも強くなってきます。
火を止めてから2~3分放置しましたが、あまり時間を置くと苦みが強くなると思って、ティーバッグを取り出しました。
パッケージには、冷やすとよりおいしくなると書いてあるけれど、まずはホットで一杯飲んでみる。
コクがある味と、苦みがマッチして、おいしい。
確かに苦みはあるけれど、渋い苦みではなく、後味に残らない苦みなので、口の中がさっぱりします。
緑茶ともウーロン茶とも違った味わいで、まちがいなく肉と相性抜群でしょう。ステーキやハンバーガーと一緒に飲みたい。
肉食の南米の人々が愛飲しているだけのことはあります。
残りは冷蔵庫でよく冷やしてから飲んでみました。
うん、冷やした方が好きかも。
コクと風味はそのままに、苦みが抑えられてのど越しが良くなります。
食欲が落ちて、野菜不足になりがちな夏の清涼飲料として、冷蔵庫に常備しておきたいお茶です。
↓ Amazonや楽天でマテ茶を購入できます。
↓ 美味しさと効果、どちらも求めるならブレンド茶が確実。マテ茶が配合されているブレンド茶をご紹介します。
ダイエットティーにマテ茶を配合することで、美容・健康効果がアップ
【スルスル茶】
脂肪を燃焼させる「黒ウーロン茶」、脂肪の吸収を抑制する「プーアル茶」、内臓脂肪の蓄積を防ぎ美肌を作る「マテ茶」などに、14種類もの植物発酵エキスを配合。
肉や揚げ物などコッテリ系料理が好きな人に特におすすめです。
1リットル約200円で、お財布にもやさしい。気軽にダイエットと健康維持ができます。
当サイトからのご注文で、
お試しビギナーコース 1,980円で購入できます。
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マテ茶の科学研究
マテ茶のコレステロール値における影響を調べた研究
アメリカのイリノイ大学で行なわれた研究により、マテ茶はHDL善玉コレステロールを促進し、悪玉LDLコレステロールを下げることが分かっています。健康な人が0.5リットルのマテ茶、ミルク、コーヒーをそれぞれ飲んだ後に、心臓保護酵素の血中濃度を調べたところ、マテ茶を飲んだ時は他の飲み物に比べて酵素の活性が10%アップしました。
In the cholesterol study, blood levels of the cardio-protective enzyme paraoxonase-1 were measured before and after healthy volunteers consumed either 0.5 liters of mate tea, milk, or coffee. Activity of the enzyme increased an average of 10 percent for mate tea drinkers compared to the other drinks.
マテ茶の肥満や糖尿病に対する影響を調べた研究
マテ茶は体重を減らし脂肪細胞の蓄積を抑制するので、肥満や糖尿病のリスクを減らす可能性があることが、韓国の大学でのマウスを使った実験で明らかとなりました。
In conclusion, this study found that Yerba Mate extract has potent anti-obesity activity in vivo. Additionally, we observed that Yerba Mate treatment has a modulatory effect on glucose levels related to obesity.