最近の健康ブームの影響で、健康茶も数多くの種類が販売されています。
たくさんありすぎて、どれが自分に合うお茶なのか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。

確かに、健康茶は原料、成分、効能がそれぞれ違っているので、一人一人の体質に合わせて選ぶ必要があります。
ここでは、健康茶を選ぶ際に知っておくべきポイントをまとめました。

どんな健康茶を選ぶべき?

続けられるものを選ぶ

まずは、“毎日飲み続けられるもの“ を選んでください。

健康茶は、クスリと違って即効性がなく、継続して飲むことで徐々にその効果が現れます。
なので、飲み続けないとその効果は得られません。

けれども、健康茶は100%植物を原料としているので、味や香りにクセがあって、飲みにくいモノも多くあるのが事実。

そんな場合は、ハチミツや砂糖、レモンなどで味を整えるのも一つの方法ですが、オススメは、他のお茶の混ぜ合わせるブレンド茶。

例えば、アレルギーに効くとされる「ドクダミ茶」を飲みたいけれど、独特のニオイが苦手で・・・という場合、「ドクダミ茶」の茶葉に、「緑茶」や「ウーロン茶」などの茶葉を混ぜることで、ドクダミのニオイが軽減されるだけでなく、ブレンドすることで複数のお茶から効能が得られるという、まさに一石二鳥の方法です。

今は、誰もが飲みやすいように調合されたブレンド茶もたくさん販売されているので、利用してみるのも良いと思います。

目的に合わせて選ぶ

健康茶を買おうとする人の大半は、病気の予防や改善、ダイエット、健康維持などを目的としていると思いますが、市販の健康茶のパッケージには、そういった効果や効能について詳しく記載されていません。

薬事法により、健康茶には効果効能を書いてはいけないという規則があるのです。(薬事法については、「健康茶と薬事法の関係」の記事で解説)
なので、選ぶ際には、原料となっている植物の薬効から効能を判断する必要があります。

選ぶ基準は、自分の体の弱点を補うことができそうなお茶を選ぶと良いですね。
高血圧、肥満、冷え性、疲労しやすい、アレルギーなど、人によって身体の不調や悩みは様々なので、それらを予防・改善させる効能のあるお茶を探しましょう。

体の悩みに対応できる健康茶が一目でわかる「健康茶おすすめランキング」の記事も参考にしてください。

外出先や職場で健康茶を楽しみたい場合は、持ち運びに便利なティーバッグや粉末スティックタイプのものが便利ですよ。

予算で選ぶ

健康茶の中には、「高麗人参茶」や「タヒボ茶」など、貴重な原料を使用していて驚くほど値段の高いものもあります。
必ずしも高ければ良く効くというわけではありませんが、あまりに安すぎるものには粗悪品が多いのも確か。

特に、健康茶は中国産の茶葉を使用しているものが多く見られますが、残留農薬やダイオキシンなどの有害物質が気になるところです。

毎日飲むお茶ですから、少し値段は高くても「安心を買う」と思って、できるだけ中国産の健康茶は避けた方が良いかもしれません。

一般的には、1ヶ月分2000~4000円ほどの健康茶であれば、品質と効能が信頼できるものだと思います。

相談して選ぶ

病気を抱えている人やアレルギーの人、日常的に薬を服用している人は、必ず医師や薬剤師に相談してから健康茶を飲むようにしてください。

健康茶は、クスリではなく健康食品の1つですが、飲み続けることで徐々に体に作用するものなので、薬と併用することで思わぬ副作用が生じる場合があります。
素人判断はせず、不安を感じたら医師や専門家に相談しましょう。