中華料理店で料理と一緒に飲まれることの多いプーアル茶。
ほどよい苦みとスッキリした後味で、味覚的に脂っこい中華料理と合うお茶ですね。
ダイエット効果もあるから、健康面においても、こってりした料理と相性バツグン。
プーアル茶には、脂肪を分解する酵素が含まれていて、血液中の脂質を排出してエネルギーに変える働きをするんです。
つまり、食事で摂取した脂肪分を ”なかったことに” してくれる健康茶というわけ。
さらに、プーアル茶には、ダイエットによるリバウンドを防ぐ効果もあるとされています。
健康茶オタクの私も、プーアル茶は大好きなお茶の1つで、家に常備しています。
今回は、優れたダイエットティーともいえるプーアル茶3商品を、飲み比べてみました。
左から、
台湾茶工房 陳年小沱茶
ティーライフ ダイエットプーアール茶
山本漢方製薬 プアール茶
私はこれまで、いろいろなプーアル茶を飲んできましたが、最終的に味とコスパが良い「ティーライフ ダイエットプーアール茶」に落ち着きました。でも、たまに気分を変えて他メーカーのプーアル茶を飲んでいます。
それぞれ特徴があり、値段も味も違うんですよ。
それでは、まず、3つのプーアル茶がどんな商品なのかをご紹介します。
3つのプーアル茶について
それぞれの商品の特徴を一覧にまとめました。
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「陳年小沱茶(ちんねんしょうとうちゃ)」の特徴
中国でプーアル茶と言えば、茶葉がばらばらになった散茶タイプよりも、保存や持ち運びに便利な固形茶タイプのものが多いそう。
本場感たっぷりの「陳年小沱茶」は、10円玉サイズのコロッとした形がかわいらしい固形茶です。紙に包まれていて、まるでお菓子のような外見。
でも、見た目のかわいさによらず、味は本格的。
↑ 茶葉は丸っこい形で、真ん中が空洞になっています。
名前にある「陳年」とは、製造後2~3年以上熟成され、自然発酵が進んだプーアル茶のことを言います。
陳化期間がない新茶よりも味に深みがありますが、苦みや渋みは少なくのど越しが良いのが特徴。
とてもおいしいプーアル茶なのですが、淹れ方にちょっと手間がかかります。
茶こしに1個入れて熱湯を注ぎ、固まっている茶葉をほぐしてから一度お湯を捨てるという「洗茶」という作業が必要なんです。
洗茶をした後は、再度熱湯を注げば、すぐに美味しいプーアル茶が出来上がります。
多少の面倒な作業も含めてお茶を楽しめる人には、オススメです。
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「ティーライフ ダイエットプーアール茶」の特徴
この商品は、私が2年間ほど飲んでいるお気に入りのプーアル茶。
上記の本格的な「陳年小沱茶」と変わらないほどプーアル茶の風味が豊かで、美味しいんです。
↑ ティーバッグは、三角形のネットタイプで良く抽出できるように工夫されています。
「陳年小沱茶」は、蒸らしすぎると苦みが出てくるのですが、この「ティーライフ ダイエットプーアール茶」はかなり時間を置いてもそれほど苦くなりません。
発酵させたプーアル茶を蒸気殺菌して、飲みやすくしてあるらしいので、苦みが出にくくなっているのかもしれません。
ティーバッグタイプなので、作りやすく、手間がかからないのも高ポイントです。
そして、名前に「ダイエット」と付いている通り、脂肪吸収抑制効果とリバウンド防止効果のある成分「重合カテキン」と、中性脂肪を減少させる「没食子酸」の含有量がはっきりと記載されています。
↑ パッケージ裏面には、ダイエット成分の含有量が記載されています。
ダイエット目的でプーアル茶を飲む人には、安心できる情報ですね。
ちなみに、プーアル茶の発酵過程で生まれる「重合カテキン」は、発酵を止めて作られる緑茶には含まれていない成分。さらに、プーアル茶は「没食子酸」を緑茶の15倍以上も含んでいるとのこと。 ⇒ 詳しくは、プーアル茶の効能・副作用 の記事へ
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「山本漢方製薬 プアール茶」の特徴
「お徳用」の文字につられて購入したこの商品。
かなり安いので、味もそれなりでした。
プーアル茶の味が全くしなくて、ウーロン茶を飲んでいるよう。
↑ ティーバッグに入っている、こげ茶色の茶葉。
「本当にプーアル茶なの?」と思って、パッケージ裏面の原材料欄を見てみると、「プアール茶、茶葉」と記載されています。
プーアル茶ではない ”茶葉” が含まれているということですね。
純粋なプーアル茶ではないので、上記2つの商品よりも風味が劣るのは当たり前ですね。
ただ、クセがないので、麦茶代わりにゴクゴク飲むには良いかもしれません。
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3つのプーアル茶を評価
3種類のプーアル茶を実際に淹れて、味を確認してからそれぞれを評価してみました。
私の主観による評価なので絶対的なものではありませんが、プーアル茶を選ぶときの1つの参考意見として取り入れてみてください。
評価: ◎:良い 〇:普通 △:いまいち
味覚
美味しさの面では、「陳年 小沱茶」と「ティーライフ ダイエットプーアール茶」、どちらも甲乙つけがたいです。
2つともプーアル茶独特の味と香りがしっかり出て、飲みごたえがあります。
「山本漢方製薬 プアール茶」は、プーアル茶の風味がほとんどしないので、ダメ。
原材料の内容
「陳年 小沱茶」はプーアル茶の本場中国の雰囲気を味わえる固形茶タイプであることと、熟成期間2~3年の茶葉を使用していることが気に入ったので◎。
「ティーライフ ダイエットプーアール茶」は、茶葉の熟成期間は不明ですが、味は本格派の「陳年 小沱茶」に負けないほど良いし、蒸気殺菌処理することでのど越しが良くなり、飲みやすくなっているのが素晴らしい。
「山本漢方製薬 プアール茶」は、原材料にプーアル茶ではない普通の茶葉が混じっているから、原材料の評価も△。
コスパ
いちばん安いのは、「山本漢方製薬 プアール茶」。
大量に中国茶が飲みたい人には、良い商品だと思います。
ダイエット目的でプーアル茶を飲むのであれば、有効成分量が明記された「ティーライフ ダイエットプーアール茶」は安心感があり、費用対効果も優れています。
「陳年 小沱茶」は一袋12個しか入っていないので、継続的に飲み続ける必要があるダイエットティーとしては使い勝手が悪いし、費用もかさみます。
手軽さ
毎日飲むお茶は、簡単に作れるものが良い! という人は、「ティーライフ ダイエットプーアール茶」か「山本漢方製薬 プアール茶」がオススメです。
ティーバッグタイプなので、お湯を注いで5分ほど蒸らすだけ。手間がかかりません。
一方、「陳年 小沱茶」は淹れる前に、洗茶をして茶葉をほぐす必要があるので、手軽さの面でいうと上記2っの商品にはかないません。
↓ 美味しくてコスパも良いのはこのプーアル茶。