タンポポ茶は、ホルモンバランス改善・むくみ解消・母乳の分泌向上・ダイエット などに効果があるとされる健康茶です。
以前は、苦みがあって飲みにくいお茶でしたが、今は、他のお茶とブレンドして飲みやすく改良された商品が多く出ています。

タンポポ茶 基本情報

原料  タンポポ
原料の主な産地 多くはユーラシア大陸に自然分布する
カフェイン ノンカフェイン
主な成分 T-1エキス、ナトリウム、カリウム、タラキサステロール、たんぱく質、カルシウム、ビタミンC、鉄、マグネシウム
作用 利尿作用、消化促進作用、血流改善作用、ホルモン調整作用、血糖値上昇抑制作用、脂肪燃焼作用
味覚 タンポポだけで作ったお茶は苦みが強い。多くの市販のタンポポ茶は、他の茶葉とブレンドしてあり、飲みやすくなっている。

タンポポの歴史

タンポポは、古くから漢方薬として、胃の不調や虫垂炎、授乳時の母乳の出が悪い時や乳房に炎症を起こしたときに用いられてきました。
また、アメリカの先住民の間では、肝臓の病気や、身体のむくみ、皮膚の病気、胸やけの手当てにタンポポをゆでて食していたようです。

タンポポ茶の期待できる効能

  • むくみの改善
  • 冷え性の改善
  • 疲労回復
  • 不妊改善
  • 生理痛・生理不順改善
  • 膀胱炎の改善
  • 母乳の出を良くする
  • ダイエット
  • ホルモンバランスを整える
  • 肝機能向上

 

タンポポは部位によって効能が違い、根は主に ”肝臓の症状” に、葉と茎は主に ”腎臓の症状” に対して有効な成分が含まれています。
3部位すべて使っているお茶の方が、体全体への効果は高いと言えます。

具体的にどんな成分が含まれていて、人間の体にどんな作用をもたらすのかをご紹介します。

T-1エキスが女性ホルモンバランスを整え、ホルモン系トラブルを解決する

タンポポにはT-1エキスという成分が含まれていて、ホルモンバランスを整える働きをすることが分かっています。ホルモンバランスを整えることで排卵機能を活性化させ、不妊症の改善効果があるとされています。

生理不順や生理痛の改善や、授乳時に母乳の出を良くするなどの効果も。

食物繊維の一種であるイヌリンが、糖質の吸収を妨げる

タンポポ茶に含まれるイヌリンには、糖質吸収を抑制し、血糖値の急上昇を防ぐ作用があるので、糖尿病の予防やダイエットに効果的。
特に、食事による血糖値の上昇を抑制することで、インスリンの分泌量が減り、脂肪がつきにくい身体へと体質改善することができると言われています。

脂肪を燃やすコリンが、スリムなカラダを作る

ビタミンの1種であるコリンには、脂肪燃焼作用があるため、体内に蓄積された脂肪をエネルギーに変えたり、コレステロールを減らしたりする効果が見込めます。
イヌリンの糖質吸収抑制作用との相乗効果で、ダイエット効果が高まります。

カリウムが必要のない水分や老廃物を排出し、デトックス効果を生み出す

タンポポの葉には利尿作用のあるカリウムが多く含まれていて、身体の余分な水分や老廃物を排出させる効果があります。

妊娠中のむくみを改善する他、尿を作る腎臓の働きをサポートするので、膀胱炎にも効果が期待できます。

豊富な鉄分やミネラル類が、体内機能を高める

タンポポ茶には鉄分やカルシウム、マグネシウムなど体にとって欠かせないミネラル類が豊富に含まれており、さらにノンカフェインということも妊娠中や授乳中の女性の体調管理をサポートするお茶と言えます。

タラキサステロールが消化機能をサポートし、血の巡りを良くする

タンポポの根に含まれる苦み成分タラキサステロールは、胆汁を増加させ消化を促進する効果があります。
イヌリンが肝臓の働きを助け、タラキサステロールが肝機能の働きを促進するため、肝臓機能が強化されます。

新陳代謝を高めて血流を改善する作用もあるので、冷え性や疲労回復にも良いとされています。
また、血流改善と相まってリラックス作用もあるようです。
タンポポ茶は、妊娠、出産後の体の変化でストレスを感じやすくなる女性に適したお茶だと言えます。

タンポポ茶の副作用

副作用は報告されていませんが、まれにタンポポにアレルギーがある人がいます。
ブタクサ、菊、マリーゴールド、デイジーなど、タンポポと同じキク科の植物にアレルギーがある人は念のため飲用しないでくださいね。

タンポポ茶を飲むタイミングと量

タンポポ茶はノンカフェインで副作用もなく、安心して飲めるお茶です。
母乳の出を良くするためのお茶でもあるので、妊婦さんや授乳中の人、子供が飲んでも◎。
いつでも、好きなタイミングでタンポポ茶を楽しんでください。

ですが、どんな飲み物も大量に飲むと体に負担となります。タンポポ茶も過剰な摂取は避けましょう。
また、利尿作用があるので、トイレに行けない状況での飲用も止めたほうが良いと思います。

タンポポ茶のレビュー

母乳の出改善効果で有名なタンポポ茶ですが、むくみ解消やダイエット効果もあるので、お乳の出など関係ない年齢である管理人もタンポポ茶を飲んでみました。

市販のタンポポ茶は、他の茶葉とブレンドして飲みやすくなっているものがほとんどですが、この商品は100%タンポポが原料。
中国産ですが、無農薬栽培のタンポポを使っているので安心感はあります。

ただ、タンポポの ”根” のみを使用していて、葉や茎は混じっていないので、厳密にはタンポポコーヒーに近い成分内容です。
全草をつかった本格的なタンポポ茶は、苦みが強くて売れないからでしょう。

さて、タンポポ茶を作ってみます。
ホットで飲みたかったので、パッケージに書いてある通り、1ティーバッグをティーポットに入れて250mlのお湯を注ぎ3分ほど待ちます。
薄く色づいたタンポポ茶ができました。タンポポの花を連想するのか、お茶も黄色だと思っている人がいますが、実際は薄い茶色です。

味は、少し土っぽいような草の風味がします。薄い漢方薬のような感じ。
クセがあるので、好き嫌いが分かれると思います。

次に、お湯150mlで抽出したお茶に、氷をたくさん入れてアイスで飲んでみると・・・
冷たくした方が、タンポポ茶特有のクセのある味が抑えられて飲みやすくなりました。

でも、母乳の出やむくみを改善したいなら、冷たい飲み物で体を冷やすのは御法度。やはり、タンポポ茶の薬効を期待するなら、ホットで飲むべきですね。

 

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母乳促進効果だけでなく、むくみ解消も期待できます。

タンポポ茶 清らかブレンド

 

「タンポポ」と同じくホルモンバランスを整える「黒豆」と、鉄分豊富な「ギンネム(マメ科の植物」をブレンドした健康茶。

「タンポポ」と「黒豆」には、利尿作用や血流改善作用もあるため、母乳の出を良くする効果に加えて、冷え性の改善やむくみ解消効果も期待できます。

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3つの自然原料をブレンドすることにより、タンポポの苦みが抑えられ、甘みとコクが加わってとても飲みやすくなっています。

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たんぽぽ配合でも苦みがない。身体にやさしいブレンド茶

ママナチュレ たんぽぽ茶

 

母乳で育てたいママや、妊活中の女性にオススメの健康茶です。

ホルモンバランスを整える「タンポポ茶」、ビタミン・ミネラルが豊富で滋養強壮効果のある「ルイボス」、女性ホルモンに似た働きで生理機能を活性化する「イソフラボン」、血流を良くして冷えやむくみを解消する「ザクロエキス」を配合。
産後のママの体調管理や、妊娠しやすい身体づくりに最適です。

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⇒「母乳の出を良くするためのブレンド茶 おすすめランキング」の記事へ

タンポポの科学研究

雑草の一種と見られがちなタンポポですが、その秘めた効能は医学的にも利用価値があり、様々な研究がされています。
以下、アメリカ国立生物工学情報センター所蔵の、タンポポの医学研究に関する論文を抜粋します。

タンポポの抗酸化作用について調べた研究

タンポポは酸化ストレスを減少させる作用があり、高コレステロールの食事によって引き起こされる動脈硬化の症状を和らげるという結果が出ています。このことは、タンポポの成分摂取により高脂血症やコレステロールによる病気のリスクを軽減できることを示唆しています。

…these results suggest that diet-induced hypercholesterolemic atherosclerosis is associated with an increase in the oxidative stress and that dandelion reduced the extent of atherosclerosis by reducing oxidative stress

Hypolipidemic and Antioxidant Effects of Dandelion (Taraxacum officinale) Root and Leaf on Cholesterol-Fed Rabbits

タンポポのホルモン関連障害に対する影響を調べた研究

タンポポは、マウスの生殖ホルモン受容体を高めるので、生殖ホルモン関連障害の治療に役立つということが明らかになりました。

…suggesting the potential application of DT-1E for the clinical treatment of reproductive hormone-related disturbances.
※DT-1E=Dandelion T-1 extract

Dandelion T-1 extract up-regulates reproductive hormone receptor expression in mice.