タヒボ茶は、ガン予防・貧血改善・肝機能向上・糖尿病改善 などに効果があるとされる健康茶です。
古代インカ帝国時代から飲まれるタヒボ茶には、抗腫瘍作用があることが近年の研究により明らかとなりました。

タヒボ茶 基本情報

原料 タヒボ(イペー)の樹皮
原料の主な産地 ブラジル、パラグアイ、北アルゼンチンなどの南米アマゾン地帯
カフェイン ノンカフェイン
主な成分 キノン、たんぱく質、イノシトール、カルシウム、鉄、カリウム、リン、炭水化物、ナトリウム、マグネシウム、亜鉛、銅、マンガン
作用 抗酸化、利尿、抗腫瘍
味覚 濃く煮出すと苦みが出るので、濃度を調整するか、砂糖やハチミツなどを混ぜても良い。

タヒボの歴史

タヒボの大木

 

南米アマゾン川流域に自生するタヒボは、熱帯雨林の湿気の中でも害虫や病気に感染しないほど強い樹皮を持ち、強風にも倒れない強靭な根を持つ大木です。

インカやアマゾンの先住民たちは、「神からの恵み」として、タヒポの内部樹皮を煎じたお茶を飲用してきました。

現在、タヒボの持つ強い抗菌・殺菌力には、ガンや腫瘍などの治療に効果があるとして医学界からも注目され、研究が進んでいます。

タヒボ茶の期待できる効能

  • ガンの予防、抑制
  • 貧血予防、改善
  • 肝機能を高める
  • 糖尿病の進行を抑制

タヒボ茶は、コーヒーや日本茶のようにランクがあり、使用する樹皮によって効果・価格が異なります。

紫イペーの一種で樹齢30年以上のタベブイア・アベラネダエから取れる内部樹皮のみ、最も抗ガン作用の強い成分(NFD)を含んでいることが分かっていますが、薬効が高くて貴重な商品なので、値段も高価。

ただ、どのタヒボ茶もビタミンやミネラル、タンパク質、食物繊維、糖質などを豊富にしかもバランスよく含んでいるので、ランクが低いタヒボ茶でも、ある程度の免疫力アップ効果はあるはず。

ここで、タヒボ茶に含まれる主な有効成分が、人間の体にどのような作用をもたらすのかをご紹介します。

キノンが免疫力を高めて病気を寄せ付けないカラダを作る。NFDには抗癌効果もあり。

タヒボに含まれるキノンという色素成分が、強い抗酸化作用を持っているため、免疫力を高める効果があります。そのキノンの一種であるNFDという成分が、ガンに効果がある事が研究によって明らかになっています。
この成分はガン細胞のみを攻撃して死滅させる作用があり、ガンの転移や浸潤を防ぐ働きをするのです。

害虫や細菌に負けないタヒボの強い生命力の源であるNFDは、人間のガンをも撃退するパワーがあるということです。

血の巡りを良くするイノシトールが、さまざまな疾病を防ぐ

タヒボ茶に含まれるイノシトールには、脂肪の代謝を良くして、肝臓に余分な脂肪が溜まらないようにする働きがあります。
また、コレステロール値と中性脂肪を減らし、血液をサラサラにする作用もあるので、肝機能向上や糖尿病の神経症状を抑える効果が見込めます。

特に、脂っこい食事が好きな人やお酒をよく飲む人には、動脈硬化や高血圧など生活習慣病の予防に、タヒボ茶が効果を発揮するはずです。

タンパク質とビタミンB6が体内機能を正常に働かせ、気力と体力を生み出す

体の構成材料となるたんぱく質は、生きる上でのエネルギー源となり免疫力を高める効果が期待できます。
ビタミンB6は、神経機能を正常化し、新陳代謝を促進する作用があるので、アンチエイジングに役立つ成分。

タヒボ茶は、これらの成分をバランスよく含んでいて、免疫力が強化されるため、抗ガン作用があると言われているのです。

ミネラル類が、病気に負けないカラダやキレイな肌を作る

タヒボ茶は、カルシウム、カリウム、マグネシウムなど人間の体に必要なミネラル類をバランスよく含んでいます。
ミネラルも、摂取することで免疫力が上がったり、肌がきれいになったりとうれしい効果が得られます。

便秘解消は健康の基本。食物繊維が腸をスッキリさせる

食物繊維には、腸内をキレイにする働きや、コレステロール値や血糖値の上昇を防ぐ働きがあります。

食物繊維を豊富に含むタヒボ茶は、便秘の改善や、糖尿病、高血圧など生活習慣病を予防すると言われています。

 

 

タヒボ茶の副作用

副作用は報告されていません。
タヒボ茶はノンカフェインなので、子供や妊婦さんでも安心して飲むことができます。

ただ、どんな飲み物も大量に飲むと体に負担をかけます。タヒボ茶も過剰な摂取は控えてくださいね。

タヒボ茶を飲むタイミングと量

抗がん作用の高いNFDを含んでいる事を証明された製品は、メーカーによって飲み方が決められています。
おおよそ1日1リットルを限度に飲むようです。

タヒボ茶にはイノシトールが含まれていて、糖尿病や肝臓機能向上に効果的ですが、イノシトールはたんぱく質と一緒に摂ると、効果が半減してしまいます。なので、効果を最大限に高めたいのなら、食事と一緒にタヒボ茶を飲用することは避けた方がベスト。

半面、イノシトールには、糖質が肝臓で脂肪に変わるのを防ぐ働きがあるので、甘いものと一緒に飲むことでダイエット・内臓脂肪減少効果があると言えます。
空腹時、またはスイーツと一緒に飲むのが良いかもしれません。

タヒボ茶のレビュー

私は以前、初期胃ガンを患ったことがあり、幸い手術で完治しましたが、抗ガン作用と聞くと何でも試してみたくなります。
タヒボ茶も以前から飲んでみたいと思っていました。

どうせなら、もっとも抗がん作用が高いタベブイア・アベラネダエ種から作られたタヒボ茶を購入しようとしましたが、価格を見て躊躇。
値段が高い! 貴重な原料なので高価なのは当たり前なのですが、一ヶ月分2万円も出す余裕はありません(>_<)
ガンが発覚したときなら、「カネより命」と迷わず購入したと思いますが。

 

でも、諦めきれずにいろいろ調べたら「無料サンプルをくれる販売店(HOLISTYLE)」 があったので電話してみました。
サンプル送付後にしつこい営業はしないと言っていたし、サイトを見る限りしっかりした企業のようなので大丈夫だと判断して、送付をお願いしました。

 

電話して3日後、サンプルの入った封筒が届きました。
商品名は「タヒボNFD」。効果がありそうな名前です。

作り方の説明を読むと、60分から90分ほど煮出す必要があるとのこと。
「そんなに長く!?」 とビックリしますよね?

一般的な健康茶は、長くても10~15分ほどで有効成分が抽出できるはず。

やはり高い抗ガン作用を持つ成分NFDの抽出には時間がかかるのか・・・それとも、タヒボ茶は内部樹皮を原料とした珍しいお茶だから、特別時間が必要なのか・・・いろいろ考えても理由は分かりません。

でも、圧力鍋を利用すれば、10分でタヒボ茶のすべての有効成分がもれなく抽出できるとも記載があったので、時間短縮&光熱費節約のために、圧力鍋で作ってみました。

ちなみに、タヒボ茶を含む健康茶すべては、鉄製の鍋やヤカンでは煮出さない方が良いです。
多くのお茶に含まれるタンニンと鉄分が反応して、お茶が変色してしまうので。

HOLISTYLE販売サイトから商品を購入すると、タヒボ茶を煎じるのに適した直火用ポットが無料でもらえるらしいですよ。

 

脱線しましたが、肝心の「タヒボNFD」の味はというと。
ジャスミン茶のような後味がありますが、あっさりしていて思ったより飲みやすい。

ウッディな芳香がほのかにします。個人的には好きなタイプのお茶です。

 

↓ タヒボNFDを買うなら正規代理店が安心。

↓ 胃ガンを患った経験のある管理人は、「ビワ茶」でガン対策をしています。

⇒ ガン予防に「ねじめびわ茶」を飲んでみた結果」の記事へ

タヒボの科学研究

タヒボの優れた効能を医療に役立てようと、昼夜、研究が進んでいます。

タヒボの抗炎症作用について調べた研究

韓国のKyung Hee Universityの研究で、タヒボの皮のエタノール抽出物を調べたところ、炎症や痛み、変形性関節症などの症状に効果があるという結果が出ました。

The results suggest that the ethanolic extract of the inner bark of Tabebuia avellanedae has the potential to be developed as a therapeutic or supportive drug against diseases with accompanying pain and inflammation, including osteoarthritis.

Analgesic and anti-inflammatory effects in animal models of an ethanolic extract of Taheebo, the inner bark of Tabebuia avellanedae.

タヒボの腫瘍に対する影響を調べた研究

アメリカのStrang Cancer Prevention Centerの研究で、エストロゲン陽性乳ガン株(MCF-7)にタヒボを処方したところ、細胞増殖阻害効果が見られたことから、タヒボには抗腫瘍作用があると推定されます。この研究により、タヒボには乳がんの内分泌療法をサポートする役目が期待できることが分かりました。

The anti-proliferative effects of Taheebo correlate with down-regulated cell cycle regulatory and estrogen responsive genes, and up-regulated apoptosis specific and xeno-biotic metabolism specific genes. These data validate a rapid mechanistic approach to prioritize efficacious herbal medicines, thereby complementing the existing endocrine therapy for breast cancer.

Growth inhibition of estrogen receptor positive human breast cancer cells by Taheebo from the inner bark of Tabebuia avellandae tree.

タヒボの肺ガン細胞における作用を調べた研究

韓国のDongeui University College of Oriental Medicineの研究によると、肺がん細胞株であるA549にタヒボの抽出物を添加し培養を行ったところ、テロメラーゼ活性を阻害し癌細胞アポトーシス(自滅)を起こしました。このことは、タヒボには抗ガン作用が期待できることを示唆しています。

…these findings provide important new insights into the possible molecular mechanisms of the anti-cancer activity of beta-lapachone.

Growth inhibition of A549 human lung carcinoma cells by beta-lapachone through induction of apoptosis and inhibition of telomerase activity.