砕石茶は、前立腺肥大・結石・膀胱炎・尿漏れ などに効果があるとされる健康茶。
チャンカピエドラ（ケブラぺドラ）という植物が原料であり、海外ではその優れた結石溶解効果から「ストーンブレーカー（Stone Breaker）」とも呼ばれています。
砕石茶 基本情報
| 原料 | チャンカピエドラ（ケブラペドラ）の葉、茎、根 |
| 原料の主な産地 | ブラジル、バハマ、インド南部、ガーナ、ナイジェリアなど熱帯雨林地域 |
| カフェイン | ノンカフェイン |
| 主な成分 | アルカロイド、タンニン、テルペン、サポニン、ステロールグリコシド、バルサム、フラボノイド、ナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄分 |
| 作用 | 利尿作用、結石溶解作用、炎症抑制作用、血糖値低下作用、血液浄化作用 |
| 味覚 | 苦みは無く飲みやすい |
砕石茶の原料チャンカピエドラの歴史
↑ たくましく生い茂るチャンカピエドラ
砕石茶の原料であるチャンカピエドラ（ケブラペドラ）は、世界中の熱帯雨林地域に自生している高さ30～40㎝の薬草です。
インドの伝統医学アーユルヴェーダで古くから泌尿器や生殖器、消化器、肝臓、腎臓、脾臓の問題を癒すために使われてきました。
また、南米アマゾンの先住民族の間でも、胆石や腎臓結石の排出を促す薬用植物として利用されてきた歴史もあり、いずれも、チャンカピエドラの葉、茎、根を乾燥させ、お湯で煮出したものを服用してきたようです。
現在でもお茶として加工されていて、結石に悩む人々の間でその高い効果が評判となっています。
2000年以降、西洋医学界でもチャンカピエドラの薬効が注目され始め、多くの研究がおこなわれています。
ちなみに、「チャンカピエドラ」はスペイン語。日本ではポルトガル語の「ケブラペドラ」と記載されることもあります。
砕石茶の期待できる効能
- 前立腺肥大改善
- 胆石、結石排出
- 排尿障害改善
- 腎臓炎改善
- 膀胱炎改善
- 頻尿改善
- 尿漏れ改善
- 尿たんぱく改善
- 糖尿病予防
- 胃痛改善
- 消化器系障害予防
- 肝機能改善
- 疲労解消
古くから排尿障害をはじめとする様々な疾病の改善に役立ってきた砕石茶の原料チャンカピエドラですが、チャンカピエドラに含まれる成分が人間の体内でどのように働くのかは、まだ研究段階にあり詳しく分かっていません。
ただ、海外研究機関ではチャンカピエドラの効能や副作用の有無について多くの検証が行なわれていて、チャンカピエドラには優れた結石溶解作用があり、人体に安全であることが確認されています。
今後、医薬品の成分としてチャンカピエドラが使われる日が来るかもしれませんね。
豊富に含まれる有効成分が人間の身体に効く
チャンカピエドラには、人間の身体に良い作用をする有効成分が数多く含まれています。
例えば、抗酸化作用のあるサポニンやフラボノイド、利尿作用のあるカリウム、体の調子を整えるカルシウム、ナトリウム、マグネシウム、亜鉛、血を浄化する鉄分…
そして植物由来の天然成分であるステロール、アルカロイド、グルコシド、タンニンなどなど。
チャンカピエドラの薬効は、これら有効成分が組み合わさって生まれる作用だと考えられています。
砕石茶の副作用
砕石茶（チャンカピエドラ）は、大きな副作用が無く、飲用しても害がない健康茶です。
ただ、血糖値を下げる作用があるので、糖尿病治療薬を服用している人は医師と相談の上、飲用してください。
同じ理由から、妊娠中や授乳中の人も飲用しない方が良いでしょう。
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100％チャンカピエドラ（ケブラペドラ）。排尿問題に特化した健康茶
「肝腎かなめ」のケブラペドラ茶
市販の砕石茶は、薬効のあるチャンカピエドラに他の原料を混ぜたブレンド茶が多いのですが、この商品は100％チャンカピエドラを原料としています。
前立腺肥大、頻尿、尿漏れ、尿たんぱくやクレアチニン値の悩みに特化した健康茶。
数日間飲めば何かしら良い変化が感じられるはずです。
ずっと飲み続ける必要はありません。
症状が良くなったら飲用を止めてください。
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砕石茶の飲み方
ティーバックの砕石茶の場合、ティーバック1包を水1リットルで約10分程度煮出します。
クセがなく飲みやすい味なので、ホットでもアイスでもOK。
１日1リットルを飲むと、3～4日ほどで効果が現れる人が多いようです。
「腰回りの重さが消えた」「身体が軽く感じる」「頻尿が改善した」などの効果が現れたら、一旦飲むのを止めます。
その後は体調を見ながら飲用すると、徐々に身体が自然なリズムを取り戻し、健康を維持できます。
チャンカピエドラの科学研究
チャンカピエドラの腎石症に対する作用について調べた研究
ブラジルの大学研究で、チャンカピエドラは尿路を弛緩させ、砕石の排除を助ける作用があることが確認されました。また、結石の原因であるカルシウムなどの成分を減少させる可能性を示唆しています。
これらの研究で、腎臓、心血管、神経に毒性による有害作用は検出されませんでした。
The clinical beneficial effects of Phyllanthus niruri may be related to ureteral relaxation, helping to eliminate calculi or to clear fragments following lithotripsy, or also to a putative reduction of the excretion of urinary crystallization promoters such as calcium. No adverse renal, cardiovascular, neurological or toxic effects have been detected in either of these studies.
Phyllanthus niruri as a promising alternative treatment for nephrolithiasis.
チャンカピエドラの肝機能および腎機能に及ぼす影響を調べた研究
Asian Journal of Poultry Scienceの報告によると、チャンカピエドラを21日間服用しても、毒性作用を起こさない事が確認されました。チャンカピエドラは、大腸菌による下痢感染症の治療薬として役立つのではないかと考えられています。
Phyllanthus niruri does not cause toxic effects for 21 days, so it can be alternative in the treatment of infectious disease of diarrhea caused by E. coli.
チャンカピエドラの成分分析
ナイジェリアの研究機関で、チャンカピエドラの成分分析が行われ、この植物は非常に豊富な化学成分を含むことが確認されました。
この成分の豊富さが、様々な病気を改善させる理由だと考えられます。成分の役割を知るためには、更なる研究が必要です。
The chemical analyses results indicated that, the plant is very rich with various chemical constituents; this may be the reason for its various activities against several ailments. Further research is necessary in order to subject the plant to in-depth separation/isolation of the constituents to investigate the role of each isolate against particular disease.
